藪椿もそろそろ終盤かな
薮山に見捨てられたように咲く薮ツバキ桜の影に隠れて、ひっそりと咲く椿人に綺麗・・・素敵、一言言われることなく埋もれ咲く椿薮ツバキ、里ではこの陽気で桜は満開に近いのに、私が歩く山の桜...
藪椿もそろそろ終盤かな
里では染井が咲いて散り、散った花弁の面影を消すように一葉が広がり始める頃、山の藪椿が盛期を迎え、桜と同じように花を散らしている。
人が余り訪れない谷間の斜面で咲く藪椿の花、樹木の下に、童が遊び心でそっと花を置いたようにポツン・・間隔をおいて置かれている椿の花びら。
花びらは散っても暫く花色は変わることなくいい色を魅せ、待っても来ない待ち人に恋い焦がれながら朽ちる藪椿。
椿
いま
春の森のなかで紅いrougeを塗り
微笑む一輪の椿
周りの樹木に消されそうになりながら
いい色魅せる椿
その花色は紅
愛したあの人がこよなく愛した赤
森のなかで過去を描く
椿
花は多くを語ることなく半開で落ちて
時を経て朽ちる
その心その想い
私みたいに過去を引きずることはない。
椿散る 樹木の下 色地獄
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