久しぶりの遠出散策

求めは温もり。

毎日・・気温は上がらず寒い日々が続いている。
寒いと言っても山間部や北の地に比べると１０度前後で推移しているし、
まだ・・暖かいと思う。
その町に久しぶりに霜が降りて、歩く度に吐く息が白い、
セピアの枯れ草の上には粉砂糖が撒かれ、昇り始めた太陽の光によって溶かされている、この分だと普通の表情に戻るのにそう時間はかからないだろう。

テラスの窓に向き合って座り太陽の光を全身に感じながら、湯気の立ついつも熱い珈琲を啜りながら、何も考えないで小一時間ほど過す。
求める温もりが身体に満たされたら、カメラを手に持って冬の町に咲く花をウオチッングしたい、今日はどんな花に出会えるだろう。

花

花にはいろいろあるけれど
素朴で質素な冬の花

何も華やかで
ブランド香水の匂いをプン・・させるものが・・・
雛壇の特別室に座って
どう私素敵でしょう　
そう言って
クレオパトラのように振舞うのが
花とは思わない

花は形
ひとつの個性
控えめで目立たず
埋もれるように咲く冬の路地の一花に
私は惚れる

一人位そんなやつがいても言い。