


もう散りに向う、
あれほど開花を待ち望んだ桜の花も終盤、
街の至る所に植えられ咲いている桜、改まって桜の名所に行かなくても見られる桜、
街の桜でもいいと思うけれど、人の欲は満足できないのか、あの桜が綺麗と言われれば直ぐに観に行きたいと駆られる人の欲望、街の数本では満たされないのか。
人の推測と思惑の中で綺麗に咲いて、花弁を空に舞い上げて吹き溜まりを作る桜、
一片は人の欲に対する哀しみの涙か。
桜の花弁

桜
人々の心に根付いた桜
国の花
古から咲き続けた日本の桜
私の街にも
この堤にも
そんな人の思いで植えられた桜
そんな桜も
時には邪魔者扱いされ
抜かれ
伐られ
消えていった桜
人は春の桜を待ち望むくせに
夏は見向きもせず
秋には邪魔者扱いされ
いつも人の欲望と思惑の中で翻弄されながら
いい表情をみせる桜
この姿ピュアな心
糧にして生き
花弁を見ながら往きたい。

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