文月、7月が今週で終わろうとしている。
賑わった夏祭りの余韻を一気に冷まさすこの灰色の空、この空いつまで私の心を嫌な思いにさせるのだろう。
あの藍の海と焼けた砂浜、青空に浮かぶ入道雲、時折触れる温い風、
未だに見えて来ない、訪れない。
蝉が騒ぐ日々の中で見上げる空は重く、暗く、自由を奪う灰色、
いつこの空は去ってくれるのだろう。
彩り
盛夏を彩る色彩が未だに深い海の底に沈んでいる
空に広がる水溜り
波紋さえ生まれない静かな溜め池
夏の個性集団がさまざまな思惑を絡ませて
彩を静めている
いま空に一滴を落としても
何も生まれない
なぜ
問うも答えはいつも同じ
空は哀しい灰色
野は褪せた深緑
街は湿り
灯りが眩しい
そう
怒っているのか
笑ってはくれないのか
機嫌も治してくれないのか
仕方ない
・・・
去るのを待つしかないか
窓辺に座り熱いコーヒー口に運びながら
カップの中に浮かぶ彩
待ってみよう
もう待つのは慣れたから
・・・
今日も明日も。
賑わった夏祭りの余韻を一気に冷まさすこの灰色の空、この空いつまで私の心を嫌な思いにさせるのだろう。
あの藍の海と焼けた砂浜、青空に浮かぶ入道雲、時折触れる温い風、
未だに見えて来ない、訪れない。
蝉が騒ぐ日々の中で見上げる空は重く、暗く、自由を奪う灰色、
いつこの空は去ってくれるのだろう。
彩り
盛夏を彩る色彩が未だに深い海の底に沈んでいる
空に広がる水溜り
波紋さえ生まれない静かな溜め池
夏の個性集団がさまざまな思惑を絡ませて
彩を静めている
いま空に一滴を落としても
何も生まれない
なぜ
問うも答えはいつも同じ
空は哀しい灰色
野は褪せた深緑
街は湿り
灯りが眩しい
そう
怒っているのか
笑ってはくれないのか
機嫌も治してくれないのか
仕方ない
・・・
去るのを待つしかないか
窓辺に座り熱いコーヒー口に運びながら
カップの中に浮かぶ彩
待ってみよう
もう待つのは慣れたから
・・・
今日も明日も。
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