素足になって、
この年になって今更素足で歩くなんていうことは無いし、いまの子供たちも土の上を、草の生える地面を素足で走ることは無い。
隔離された土の在る所でもそれはなく、まして街中の公園では何が落ちているかわからないし、とても危険で素足でなんか歩けない。
唯一歩けるのが砂浜、その砂浜も近くにはなく海岸はテトラで埋め尽くされていて、素足から伝わる様々なメッセージも今では届かない。
素足
もう素足になって
昔のように土の上を駆けることは無い
今の私
いや
出来ないと言った方がいいかも
文明に履き慣らされた私の素足は
この一秒この一刻と変わる中で
素足はついて行けず
僅か数歩で悲鳴を上げ
無理・・
足が・・
そう悲鳴を上げる有様
互いが対話しながら走ったのは過ぎた想いで
今では他人となって
互いに見て見ぬふりして過ごす。
昔と言うとまた年寄りが・・・そう言われる年代になって知るあの頃の住み心地の良さ、
今がすべて悪いと言うのではないが、あの頃のように時には素足から季節を読み取ろうと思っても何も出来ない苛立ちが最近気になる。
確かにあの頃でも弊害があったけれど、その障害を打破できる元気があったが、今ではあれも、これも駄目で抑制されてしまっている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます