化粧直しの雨、
昨日の昼ごろから広がったうす雲が今日の雨を告げ、目覚めると案の定雨音が打楽器となってコミカルなリズムを奏でている。
雨音に誘われドアを開けて表に出ると路面を叩く雨音が激しく、雨はぴょん・・飛ぶように跳ねている、この強さだと今までの溜まった埃を一気に洗い流し、新緑の装いも新たにして、木の葉も潤い、素敵な顔をみせてくれそう、そう思うとなぜか雨の中を歩くのも案外苦にならない雨の朝。
濡れると冷たいかな、そう思っていたけれど、掌で受ける雨、
温かい・・・この温さだと山の雪解けは更に進みそう。
化粧直し
生まれてから長く素顔でいたから
そろそろ化粧直しの季節
いま
素顔に少し紅を入れ
少女から女へのお色直しを施し
夏衣装を身に纏い
残り花でブーケを作り
木漏れ日の差し込む
森のグリーンロードを長い時間をかけて
一花一葉を散らしながら
夏に向かって一歩・・歩む私
そう
春の素顔は今日まで
明日からは化粧直しした私が
あなたの好きパートナー。
5月である。
もう寒の戻りないだろうと思っていたが空は冬を思わせる空模様になっている、それでも自然は逞しく、確実に夏に向かって衣替えをして、表情を夏色に変えている。
これが都市部だからいいが、山岳に行くとこうはいくまい、春の訪れは遠く、今日も恐らく雪となっているだろう。
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