終焉を迎えた芝さくら

さくらを追うように咲く芝さくら

４月も終わり、初夏の模様と夏花地表ではさくらに変わってこの花が満開に近い。芝さくら、葉を拡げ、空を蔽い始めた木の葉の鮮やかさ、柔らかい和紙に染まった一葉が、至る所で空を蔽...

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さくらを追うように咲く芝さくら、
今年のさくらの開花は早く、そのさくらが散る頃には芝さくらも満開を迎え、さくらの散りと交代するように鮮やかさを増した芝さくら。

この芝さくら、満開になった花畑全体を見渡すと素敵な鮮やかさに魅せられるが、
私はこの一花に瞳をつけるようにして眺めるのが好きで、満開になるといつもクローズアップして花の一枚・・の表情を追っている。
花詰草

いま
地を這う榛松のように咲く芝さくら

さくらに似た花が
白とピンクを織りながら描く一枚
花の絨毯

この映える美こそ
素敵な
色鮮やかな
花のパッチワーク

花の単彩
その集合体がみせる美の技
個々では作れない
一枚のアート。

今年は花の開花が早く、さくらが満開を迎えた頃にはこの芝さくらも咲き始めて、
さくらが散る頃には満開になって地を覆う花絨毯のパッチワークとなって広がった芝さくら、この花風景、さくらと同じように目立つと言うか際立つ。
その花も５月の声を聞くと同時に汚れるように目立たなくなっている。