雪が舞う

いつも雪雲が広がってちらほらはあったけれど、
いつも積もらず、私の掌で消えた雪
それが今日初めて、粉砂糖を降った感じで積もった。
寒い一日になるかな・・・

如月の半ば、
二日ばかり続いた雨がようやく止んだ今日の空、
晴れるかな・・・そう思っていたけれど、千切れた雪雲が薄く、広がるように蔽い、
寒々とした世界を醸しだしている。
なかなか三寒四温に至らない如月、その如月も後２週間ほどで月が替わる。
早いと思うか、遅いと感じるかはその人が過す時間の価値観の相違から判断するしかないか、そう思う如月の後半。
街路樹

道の両側に植えられた樹木
欅の街路樹

四季の時を刻むように季節を語ってくれる欅
欅の芽吹きは遅く
未だにそのつぼみは固く無表情

蕾の強張り　
解れ　
膨らみ
その訪れはいつかな・・・
そう思いながら街路樹を見上げ
表情を日々追うけれど
蕾は固く
無愛想で
膨らむ気配さえ感じない
如月の半ば

見上げるごとに顔に陰りが蔽い
温まりがなかなか訪れない。