咲きはじめた皐月空は朝にはがみられたのに、いまは薄曇になっている。そのせいか丁度いい飲み頃の状態皐月、さくらの散りを待つように咲いたツツジはすでに散り、花は菖蒲から6月の菖蒲へと変わろ...
咲き始めた皐月、
一週間ほど続いた夏空、明日からは久しぶりの雨と言っている。
この青空の下で、日々の暑さに翻弄されながら、時折悪戯を仕掛ける風に我身を委ね、酔いしれたこの一週間、樹木の緑は何時の間にか透明感あふれる緑から更に濃い不透明色の緑に代わりつつある今日の日曜、陽射しこそあれ、全体に靄がかかり、風が色あせたカーテンを木の葉をゆらすようにゆらしている。
その陽射しを受け、咲き始めたサツキ、なぜか初期の大紫、久留米ツツジのような感動が湧いて来ない。
皐月ツツジ
知らない間に花が・・・
そんな感じで終わっていた5月初めのツツジ
最初のツツジなど
大胆なポーズで私に迫り
抱きついて
朧な私のハートをわしづかみしたツツジ
いま
その花期が終わり
代わって咲くピンクの皐月ツツジ
葉は小さく固く
花の燃え盛る炎に包まれ炎上する皐月
いま雨に消火されることなく
激しくメラ・・燃え上がる皐月。
このツツジで町のツツジは終わる。
梅雨の頃に咲くのは九州のミヤマ、北国の高原で咲くレンゲでツツジは幕を引く。
このツツジの最後の晴れ舞台の地こそ私の憧れの地で、いつも行きたい、今度こそ行こう・・・そう思いながら最初の訪れから数年が過ぎる。
薔薇も良いが人が丹精込めた化粧花にない自然の素顔が荒んだ私にはいい。
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