素朴な花束
花束フリージアのなかで咲く数株のフリージア山吹に負け時劣らず咲いている。開放された顔かな、何とか持ち堪えた空、その苦痛と言うか、我慢してきた思いからようやく開放され...>続きを読......
素朴な花束
花の嫌いな女性はいないと思うが、その花の好みはそれぞれ違い求める花も違うもの、その花のひとつ薔薇で花束を作り誕生日に贈れば「私、薔薇は嫌い」そう否定する人は少ないと思う。
また同じように野花を摘み花束にして贈っても「はてなかな」愛する人、親しい人なら「ありがとう」そう言って受け取りはしてはくれるかも知れない、
私は店先の花で作る花束でなく季節の野花を摘み作る花束が好きでいつも春の訪れと共に咲く野花で花束を作り季節感のない私の部屋に春を描くのがこの野花。
花束
私の好きな花束は
いつも歩く山の麓の野花で作る
小さな花束
華やかさには欠けるけれど
季節がいっぱい詰まる
素朴な一束
花持ちは短く
私と二言三言言葉を交わし
時に抱きしめられながら終わる。
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