薊との出会い
薊薊立夏後、数枚で立夏、この5月に入っても初夏の陽気は感じられず、全体がひんやりとして、朝夕は肌寒く、人肌のぬくもりが未だに恋しいこの5月、この雰囲気模、異常と言えばそう言えるかも......
薊の咲く夏
私の好きな夏の野花のひとつ薊、夏草の間で微かな風を拾いながらゆれるしなやかな肢体、その先の赤紫の妖艶な吻が私を夏空の下へ誘う。
暑い夏の訪れ、そろそろこの薊が咲き始める季節、薊は欧州ではいろいろな謂れが在り花色も花言葉も多いけれど私が目にするのは紫と赤紫、
花がピークを迎えるのは梅雨の頃かな・・・花には薔薇と同じような棘がありその美しさに誘われ手を出せば容赦なく刺してくる菊科の薊の花持ちは意外と短く、
7日程で花は終る。
薊咲く初夏
私の好きな野薊
誰もこの花に関心を示さず
梅雨の合間の涙に濡れながら
滴に濡れる唇が私を誘う
野薊の一輪
綺麗とか美しいとかでなく
古からの悲哀のなかで
生き
咲いて
この夏も咲く野薊
この私に触らないで
そう告げ短い花の命が終る。
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