私の登る藪山
薮山歩きさすがにこの時期、この暑さで藪山を訪れる人は少ない、何も高い山ばかりが山でないと思うけれど訪れる人は極わずか夏の薮山、清涼感タップリ、そんないいものじゃない夏の薮山、沢に....
私の登る藪山
山は岩稜と雪と森林で構成された山岳に限る、そう考える人が多いと思う。
確かに山岳はネームバリューが有りナショナルブランドで、女性に例えるのなら素敵なモデルかな・・・でも山岳の名の知れた山が≒山とは限らない。
低い、雑木と藪が阻む、蒸し暑い雑木の森、谷を流れる水も細く、藪蚊がブンブン飛ぶ藪山、まして今の時期は最悪で展望も余り開けず、虫の襲撃に会いながら登る藪山、
日中の強烈な陽射しを遮り、のんびり周りを楽しみながら歩ける藪山、それがこの山の魅力、女性で言うなら極普通の人。
山
噎せ返る暑さのなかを
木漏れ日射す深い森を抜けピークに向かう
抜けた先に連なる冷たい岩稜の峰々
ピークは遠く
険しい岩稜が私の行く手を阻み
歩きを鈍らせる
深い沢から湧き上がるガス
周りの峰々を抱き込み視界を消し
私から視界を奪う
この気の抜けない頂へのアプローチ
その行程は長く険しく
ピークが遥か彼方で私を待つ
一瞬挫折と諦めが蘇り
もう止めよう
それは私の耳元で囁く天使の誘惑。
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