一葉の緑

今日の朝

今日も陽射しは柔らかくあの夏特有の眩しさが感じられない。
風がふんわり漂うように優しくタッチしてくる風に、そばにいるあなたの温もりを想い出しながら、触れてくる風を捉えながら歩いて行くと、
目の前には夏色の濃淡の緑の世界が広がる。

今日は夏日になるかな・・・それとも迷いの一雨が訪れるか、
朝の表情からは看取れない。

深緑色

一葉の緑が空に映える６月
木の葉が空を隠すように拡がって
深緑色の森を創る

夏
・・・
木の葉は萌黄から成熟の深緑に変わり
斬新な夏色となって回帰を拒み　
春は木洩れ日の中で逝く

完熟
・・・
この色
この配色とバランス
私には描けない一色（ひといろ）
木の葉の夏化粧。