今日はクリスマス。
昨日はイブで今日はクリスマス。
確かに私はクリスチャンでないから関係とないと言えばそれまでだけど、そうなると私も一人の頑固親父の部類。
クリスマスは寒さから元気を貰う一日。
時間を忘れ、遊んで、騒いで、ゆとりを持って過したい一日かな、
固定観念に囚われないで、広く夢を持って楽しみたいもの。
いつもこの時期になるとサンタがプレゼントしてくれるのは雪、
この空なら山は雪かな・・・ . . . 本文を読む
朝の雨。
暗い
一枚を捲ると
灰色の手漉きの紙にただ一言
雨・・・
たったそれだけ
沈んで冷えて暗い朝の街並み
墨のコンテで描いた輪郭とぼかし
暗くて寂しい一枚
気にくわない
破棄だ
そう思い紙の両端を持って裂こうとしても
冷たさで手が悴んで裂けない
まあいいか
諦める・・・
庇のついたベンチに座り改めて眺め
街にピントを合わせるが
冬の雨に襲われた街は薄汚れている
汚れた街の佇まいが広が . . . 本文を読む
いつから崩れるかな。
東の空から太陽が昇っている。
西は・・・
今にも泣きそう。
目に涙をいっぱい溜め我慢して、ちょっと悪戯しようなら「わあ・・」
声を上げて泣き出しそうな気配。
涙をいっぱい溜めた灰色の雲が太陽を押し返そうとしているが、
いまいちど勢いがなく太陽に「下がれ・・」言われている。
この暖かい朝陽が目に入らぬか、そんな感じで押されて西でご機嫌を窺っている。
これなら雨になるのはランチ . . . 本文を読む
南天の実
さすがにこの町でも南天を植えている家は少ない。
私の田舎の家には垣根として植えていたが、いまは綺麗に刈り取られその影も姿も見ることはない。
子供の頃、雪が降ると幼馴染と一緒になって、お盆の上に兎の形を作り、この南天で目と耳を作り遊んでいた記憶が残っているのですが、もう互いにオジン、オバである。
こう書くと哀愁が漂うのもこの年代かも知れない。
それが今日散歩の途中で南天を見つけ、たわわに . . . 本文を読む
こんな冬の日は旅に出たくなる。
何所へ?
そうだね、温泉に入って蟹なんかいいかも。
いまの時期は時化の日が少なく漁に出漁できるから美味しい新鮮な蟹が食べられる。
私の生まれた越前。
この時期、時雨模様の毎日が続く日が多いけど、
咲き始めた水仙の甘い匂い、冷たいコバルトブルーの海に描かれる穏やかな波のウネリ・・・寒いけどいい季節です。
それにこの時期、蟹ばかりでなく鰤、鱈も美味しい時期だし、底引き . . . 本文を読む