四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

暗い筈、この霧では。

2008-12-18 | Weblog
再び霧の朝。 暗い! そう思って時計を見るともう7時に近い。 この暗さ、なぜ?どこから、 いつもならカーテンを押すようにもれてくる朝の光が飛び込んでこない。 不思議だ・・・そう思って外に出る。 街が深い霧の中に埋まっている。 再来・・・ 再び訪れた深い霧、何もかもを包み込むように沈み、私が見つめる数十メートル先がこの前と同じように消えている。 ミルクに墨を少し垂らしたような乳白色が、街を、森を . . . 本文を読む
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暗いな・・・雨か。

2008-12-17 | Weblog
いつ雨が。 昨日の雨は私に何を語っているのだろう・・・ 寒さへの回帰か?凍てつく寒さの訪れか、いま灰色に染まった空から一通のかラブレターが届けられる。 暗いな・・・そう思いながら、そっとこじ開けたカーテンの隙間から外を見る。 「おお雨止んでいる」 つい嬉しくなって、扉を思い切り開けて外に飛び出すと、 「おや?何、この暖かさ」そんな暖かい朝が、両手を広げて抱きついてくる。 いつもの冷たい口づけはな . . . 本文を読む
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花、一輪。

2008-12-16 | Weblog
冬が訪れる。 もう終わりか・・・ 山茶花が散り始めている。 この冬に花を添えるさざんかの一輪。 少し影がさしているこの臙脂が、あの人の唇に塗られた紅い口紅を想いださせる。 この刺すような寒さのなかでのこの色は魅力的、 寒さを手玉に取るように咲いていた花群が、そろそろ冬の花占い始める。 一枚・・ 取っては涙を流し、地を染めている。 不思議とこの色、鮮やかさに欠けるけどよく目立つ、 忘れよう・・ . . . 本文を読む
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女性はいつまでも一人の女。

2008-12-15 | Weblog
友人が漏らした一言。 久しぶりに会った友人たち。 その人が漏らした一言、もう私たちは立派なオバサン。 「あなたがオバサンなら私はオッサン、その表現嫌いだね」そう言った私、 確かに子供の若さ、体力はないけど、一人の男としての感性、前向きな情熱は失せていない。 女性だってそれは同じ。 家庭、育児、仕事・・・毎日一人の母として大変だけど、それにとっぷり浸かって自分を忘れたらおしまい。 あなたは主婦だけ . . . 本文を読む
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私が好きな冬の水仙。

2008-12-13 | Weblog
咲き始めた水仙 何もない・・・枯れた山野の中で咲き始める故郷の花、水仙。 私が恋をするように求めて止まない地味な花、 素朴で質素で地味な色彩、でも香りは恋する熟女の甘い・・・酔わせる匂い。 私の荒んだ時間を忘れさせてくれる、あるひとりの女の匂いかな・・・。 この時期、時雨のなかで健気に咲く大人の恋花。 この素顔の香り高い水仙が大好きで、いつもこの時期になると、 私の足は故郷の越前岬に向かう。 . . . 本文を読む
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