四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

冬晴れ!

2008-12-19 | Weblog
こんな冬の日は旅に出たくなる。

何所へ?
そうだね、温泉に入って蟹なんかいいかも。
いまの時期は時化の日が少なく漁に出漁できるから美味しい新鮮な蟹が食べられる。
私の生まれた越前。
この時期、時雨模様の毎日が続く日が多いけど、
咲き始めた水仙の甘い匂い、冷たいコバルトブルーの海に描かれる穏やかな波のウネリ・・・寒いけどいい季節です。
それにこの時期、蟹ばかりでなく鰤、鱈も美味しい時期だし、底引きでいろんな魚が揚がるのでやはり地元でないと食べられないから出向いて食して欲しいですね。
それにうまい地酒も旬であり、人肌の温もりでチョイと一杯もいい、
これが冬旅のいいところであろう。
それになぜか私の田舎ではこの関西で食べられる夏場の水羊羹がこの冬場に旬になる。
独特の箱入りの漉し餡水羊羹、私の好物のひとつである。
最近ドクターから塩分、糖、油としつこく言われ随分我慢しているが、やはり人間、誘惑に弱いもので冬の寒さが応えるようになると恋しくなる。

それじゃ蟹は何処で?
そう聞かれると私は即座に三国と答える。
ここは福井県で唯一沖泊まりをしない、その分だけ新鮮な蟹が食べられるのである。
特に蟹の刺身は鮮度、そう考えると地元が一番となり三国を勧める。
確かに産地に行けば何処でも蟹の刺身は食べられる、しかしぷりぷり感に身の甘さを考えるとやはり鮮度であろう。
その三国には温泉も湧いているし、名産の三国饅頭、水羊羹もあり、京都に引けを取らない滝谷寺の名刹もあり東尋坊にも近い。

旅と言うのは個人の好みもあるし、蟹にしても私なら北陸まで行かなくても関西にも食べられる所はあり食を満たしてくれる。
しかし、旅はその時の心の癒しを何処に求めるかで決まるし、その時の裕福度で腹いっぱいか
ゆとりかで違ってくると思うのですが・・・その価値は個人差であろう。
私が勧める冬旅は、これから咲き始める水仙の匂いをかいで北上して行く、越前から三国への旅となる。

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