南天の実
さすがにこの町でも南天を植えている家は少ない。
私の田舎の家には垣根として植えていたが、いまは綺麗に刈り取られその影も姿も見ることはない。
子供の頃、雪が降ると幼馴染と一緒になって、お盆の上に兎の形を作り、この南天で目と耳を作り遊んでいた記憶が残っているのですが、もう互いにオジン、オバである。
こう書くと哀愁が漂うのもこの年代かも知れない。
それが今日散歩の途中で南天を見つけ、たわわに実った葡萄房の実が余りにも赤く染まって、美味しそうに見えたので、思わず子供の頃の癖が出て、口にぽい!と入れ、がぶ!と噛んだところ、何とも言えない苦味と言うか不味さが口のなかいっぱい広がって、
目がいっぺんに覚めた朝でした。
南天
南天の実が熟れて
うまそうな色になっている
摘んでみる
硬い
でも美味しそう
一粒採って口に入れ噛んでみる
苦い
不味い
・・・
口の中でえぐさと不味さが交差して
口の中が不機嫌になる
この味
何の味だろう
この苦さ
別れかな
この不味さ
喧嘩をした時かな
そう思うのもこの紅い実のせい
小さな一粒
点の一粒
次から次へと灯が点く様に
味が変わっていく
口に含んだ一粒の南天。
さすがにこの町でも南天を植えている家は少ない。
私の田舎の家には垣根として植えていたが、いまは綺麗に刈り取られその影も姿も見ることはない。
子供の頃、雪が降ると幼馴染と一緒になって、お盆の上に兎の形を作り、この南天で目と耳を作り遊んでいた記憶が残っているのですが、もう互いにオジン、オバである。
こう書くと哀愁が漂うのもこの年代かも知れない。
それが今日散歩の途中で南天を見つけ、たわわに実った葡萄房の実が余りにも赤く染まって、美味しそうに見えたので、思わず子供の頃の癖が出て、口にぽい!と入れ、がぶ!と噛んだところ、何とも言えない苦味と言うか不味さが口のなかいっぱい広がって、
目がいっぺんに覚めた朝でした。
南天
南天の実が熟れて
うまそうな色になっている
摘んでみる
硬い
でも美味しそう
一粒採って口に入れ噛んでみる
苦い
不味い
・・・
口の中でえぐさと不味さが交差して
口の中が不機嫌になる
この味
何の味だろう
この苦さ
別れかな
この不味さ
喧嘩をした時かな
そう思うのもこの紅い実のせい
小さな一粒
点の一粒
次から次へと灯が点く様に
味が変わっていく
口に含んだ一粒の南天。
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