上高地。
私が好んで足を運んだ上高地、
以前は余り便利でなかったし、手堀で急勾配の地下水が滴り落ちる釜トンネルと豪雨で通行止めになって足止めをくらった上高地だが、今ではそれも解消され新しい釜トンネルが出来て随分アクセスが楽になったのには驚きましたね。
時代の変化、土木の進歩がいかに便利さを生み観光に拍車をかけたのか、
そう思う今回の上高地再訪。
釜を出て喘ぐように上り詰めた先の右手に展開する北 . . . 本文を読む
穂高連峰。
私が上高地に足を運んだのは私が二十歳の時、あれから何十年の時が流れたことか、
梓川に架かる河童橋、数度に亘り架け替えられたこの橋は上高地の名物橋。
この橋からあの穂高連峰を眺めながら、
あの前穂を目指したのが昨日のように感じ思うのは、
なぜだろう・・・
私の青春のすべてがこの山塊にある。
変化
私の変化は老い
もう朽ち果てる段階に入っている
私はまだ・・
自分ではそう思っているけ . . . 本文を読む
旅。
いつもこの季節になると雪国の峰々から始まる紅葉に、堪らなく逢いたくなり旅に出る私、
私にとって旅は何だろう・・・
旅に何を求め、何を確かめに旅に出るのか、あるいはこの街から逃げているのだろうか、
そう思うときがある。
好きな人と隠れた逢瀬を楽しむような旅に憧れながら、
いつも冷めた友となった妻と楽しむ、それが今は一番無難なのかも知れない。
たしかに旅にはいろんな形がある、
悪友と言うべき友 . . . 本文を読む
冷え込み。
目覚めたばかりの体から体温を奪う今朝の冷え込み、
もう晩秋が近いことを知らせるシグナルか。
ひと足先に春を知らせた桜の木の葉の一枚に、晩秋に届く一葉の絵手紙を見て、
もうそんな季節になって来たのかとそう思う。
冷え込みをこの街のなかで感じるという事は、私の訪れた峰々はもう紅葉が終わり、
新雪が朽葉を覆う冬が訪れていることだろう。
晩秋
秋
・・・
いま秋が晩年を向かえる
最終章の . . . 本文を読む
夢。
私は時々夢を見る。
それが正夢なのか仏教で説いている輪廻転生なのかわからない。
私は神を否定も肯定もしないし、また信心深い人間でもないしそこまで偏っていない。
いま私が在るのは両親がいて、祖先がいてこそいまの存在が成り立っている、
卵が先か鶏が先か・・・
どうでもいい事であり、私にはいまが大切である。
夢
夢は私に何を教え
何を問うのであろうか
私が魂として漂っていた世界なのか
それと . . . 本文を読む