春
花から始まる春、
いろんな花たちが先を競うかのように咲いていくこの風景こそ、春の形、歓び、
うれしい、楽しい、愉快、
言葉で言い表せないこの花の開花と広がり・・・
凄い、綺麗、鮮やか、いま、花の競演と風のコラボレーション演奏が始まる。
蔓日日草
春
・・・
仄々とした一日
今頃どんな花が咲いているのか
少し気になって
歩きながら探してみる
人との一期一会もいいが
無口で素朴な控えめな . . . 本文を読む
雨の後
凍てついて温もりの消えていた大地に、降り続いていた雨が土に潤いをもたらし、やわらげ、
大地に潤いを満たしている。
潤いの満たされた土に、はこびる春の野草、新芽の鮮やかさ、その美味しさ、
思わず誘惑に駆られ一つまみ摘んで嗅ぐ、新芽の匂い、土の香り、苦味。
噛んでみる・・・思わず走る一言「苦い!」
この苦さで春を知る。
沈丁花
花の春
先駆けて咲くのがこの花沈丁花
沈香の香りに似ている . . . 本文を読む
太陽
東の空からいつも昇っている太陽、
私たちが生きる要素の恩恵を受けている太陽、その大きな、でかさ、炎から発しられる熱量の規模は凄いもの。
その太陽の姿を、久しぶりに東の水平線に見た時のうれしさ、
まさに感激もの・・・
再来した冬が、朝の私からこぼれる僅かな温もりを奪うなかで、
いま太陽の光がこぼれる冷気を止血して、仄々とした温もりが悴んだ傷を癒してくれる。
太陽
おはよう
久しぶり
思 . . . 本文を読む
冬の名残を感じる雨の一日、
さむ・・・
もう私、居なくなったと思ったでしょう、
甘いな・・・まだ・・私は元気、まだ当分この指定席のベンチに座っているから、
「いつでも話しかけて」そう告げるかのような雨と寒さ、
たしかにこの自然も、人と同じように生きているのかも知れない。
「感情も心も私にもあるわ」
だから時には感情を露にする事だって私にもある。
「私の我慢も、もう限界」
そう言って表情を変えた . . . 本文を読む
逆襲かなこの雨、冷たい・・・
コトコト音を立てながら雨が降っている。
いつもなら濡れてもそんなに寒く感じないのに今日は違う、
冬が逆襲に転じたように冷たく、濡れるとドン・・温もりが奪われていく。
それは冬が最後にみせる私からの略奪。
菫
雨
・・・
菫を誘っている
もう春だよ
優しく声をかけている
和らいだ土の上に広がる一花の菫
いまは誰も観ないだろうな・・・
こんな小さな花
ひっそり咲 . . . 本文を読む