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今日の花、
今日であったのは一輪の蒲公英、
広いアスファルトと灰色のコンクリートに挟まれた日当たりのいい小さな水溜りで、
咲いていた背の低い一輪の蒲公英。
鮮やかな黄色が幸せそうに微笑んで、私の耳元でそっと囁いた一言「今日暖かいでしょう」
そう話しかけてきたオシャマな蒲公英、
葉もそんなに揃っていない幼い一輪、でも花だけは一際目立っている。
蒲公英
おはよう
そう言って先駆けて咲いている . . . 本文を読む
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春日記「桜」
桜の蕾、雛祭りの頃はギューと自らを固い殻に閉じ込めていた蕾、この連日の寒の戻りでその頃のままかな・・・そう思いながら歩いた桜の下。
朝の凍てつきが残る中で、そっと手を伸ばし小枝の先の蕾みを見る、
「おお!蕾、前より大きく膨らんでいる」
冬と春の鬩ぎ合いのなかで、蕾は時間を読み、寒暖差をものとはせず、確実に開花に向けて歩んでいる。
うれしいな・・・もう直ぐ人々が歓喜する季節が来 . . . 本文を読む
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春日記「寒の戻り」
吹き荒れる強い風、北から煤色の雲の塊が風に急流に乗って流れ込んで来る今日の氷海、
空からは風と雲が複雑に絡まりあい変化する激しい怒りを垣間見ることが出来る。
風は怒っているのだろうか、この激しい嘔吐の寒の戻り、
冬の再来は私に何を反省させ、何を考えよと言っているのか、
寒さに震え北西の風に戸惑いながら、春の嵐の治まるのを待つ。
風
今日の風は嫌な・・北西の風
荒れ狂い . . . 本文を読む
・・・
春日記「土」
固くて強張った頑固親父のような強面の土が、数日単位で繰り返される三寒四温で緩み、
化粧のりがいい二十歳頃にかえっている。
土を指で押すと弾力性が戻り、プル・・している春の土、
肌が若いせいか野草もグン・・伸びて、鮮やかな若い肌色になっている。
瑞々しい春の土、何時の間にかあの強面が消えていい表情をみせている。
土
春を育む土
冬の固さと凍えが解れ
匂いとやわらかさが甦って . . . 本文を読む
・・・
春日記「蕾み」
春とは言ってもまだ・・寒い3月の中旬、
そろ・・蕾も膨らんでいい感じかな・・・そう思っていつも歩く度に小枝を摘んで、
そおっと覗くけれど、固い、表情は強面、
この三寒四温で桜は少し膨らんだかな・・・でもまだ小さく、欅、もみじ等は更に固い。
うれしいのは雪柳の新芽が小さな葉になって鮮やかさを増し、
花の蕾が大きく膨らんで来た事かな?こうなると花が咲くのは近い。
蕾み
小枝 . . . 本文を読む