早々に渡ってきたカモたちを観察している時のことです。
視界の隅に、なにやら見慣れない異様な光景が目に入りました。
注視してみると、アオサギ(青鷺)が大きな魚をくわえて仁王立ち
獲物はこの角度からは巨大なオタマジャクシのように見えました。
これは!?いったいなんでしょう??
はやる気持ちを抑えつつ 足音を忍ばせて観察しやすい岸辺に移動します。
視界の隅に、なにやら見慣れない異様な光景が目に入りました。
注視してみると、アオサギ(青鷺)が大きな魚をくわえて仁王立ち
獲物はこの角度からは巨大なオタマジャクシのように見えました。
これは!?いったいなんでしょう??
はやる気持ちを抑えつつ 足音を忍ばせて観察しやすい岸辺に移動します。
アオサギがくわえているのは見事に大きなナマズ!
横取りされないよう、他のサギたちが狩りをする葦原から抜け出すアオサギ。
思いがけない獲物に、意気揚々としているのが伝わってきました。
どういう加減だったのか? アオサギのクチバシがナマズの喉元に突き刺さっています。
どうやら大ナマズはクチバシの一撃で絶命したようでした。
なんとか逃れようと身をよじった拍子に、アオサギのクチバシが急所に的中したのでしょうか。
アオサギの歩みに合わせて揺れますが、すでに息絶えている様子。
調べて見ると、ナマズは最大で60㎝ほどに成長するそうです。
そ、それにしても、デカい! ゆうに50㎝は超えていそうですね。
果たして!アオサギはこの大物を飲み込むことができるのでしょうか?
アオサギの舌には魚を丸飲みにできる秘密があります。
舌骨(ぜっこつと呼ばれる突起にひっかけるようにして大きな魚も飲み込める仕組みになっています。
◆アオサギの舌の秘密
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/6d353fcbd0b820b1fb3c4684a46fe2b0
しかし、大ナマズの頭部は幅が広く、アオサギのクチバシにうまく収まりません。
一度、洗って水で潤して飲み込みやすくしようと試みます。
アオサギは、この姿勢のまま、しばし固まって、その後、大ナマズを水の中に落としてしまいました。
それでも、あまりにも惜しくて、諦めきれず。その場を離れず、水の中に立ち尽くしていました。
誰にも渡したくない、疲れが取れたら、再チャレンジ!と考えていたのでしょうか。
結局、時間切れになって、事の顛末を見届けないまま、その場を後にしたのでした。^_^;
別のアオサギが池の端から 事のなりゆきをじっと見守っているようでした。
血走ったような目は、大きな獲物をうらやんでいるかのようでした。
アオサギ(青鷺、蒼鷺)Grey heron 全長約95㎝
ペリカン目サギ科アオサギ属
◆ナマズの特徴
https://www.honda.co.jp/fishing/picture-book/namazu/
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