笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

年の初めの「さよなら」ふたつ

2018年01月07日 17時25分57秒 | 日々雑記

新年に入り、生活圏の中で残念なお別れがありました。

ひとつは、5年以上にわたり父のことでお世話になっていたケアマネさんの退職
ふたつめは、20年近くお世話になっていたクリーニング店の閉店

本当に感じが良く、仕事熱心だった包括センターのTさん。
「一人で暮らしている高齢者がいるよ」と聞けば、直ぐに訪問して顔をつなげる熱意を持ち、支援や介護に必要な情報やネットワークを積極的に集め、そして介護について自分の考え方をきちんと持っていて。本当にいろいろな相談にのって頂きました。
サポートを受ける立場から言えば、親のためにも「手放したくない人材」でした。でも彼女にも「仕事を通してしてみたいこと」があるんだとか。

介護の世界もこれからどんどん変化してゆくことでしょうし、国が考える仕組みだけではいずれ行き詰ることは利用者としても感じています。「包括ではできなかったことに挑戦したいんですよね」と、申し訳なさそうに話すTさん。彼女のファンの一人として、今後の活躍を遠くから応援したい気持ちです。

そして長年利用してきた(チェーンの)クリーニング店。「来年15日で閉店で」とクリスマスイブに聞いたときは「今後はどこに頼めばいいんだぁ~」と正直涙目になりました。お客さんからも「なんで?、なんで?」の大合唱なんだとか。
スーパーに併設されていて利便性最高な店舗で仕上がりも満足のいくもの、ということもありましたが、なんといってもいずれも60代の「おばちゃん」たちが最高で、誰と話していてもとにかく楽しい。クリーニングを出しに行っては5分程度のおしゃべりは当たり前という(私もばりばりの「おばちゃん女子」だしね)私の生活圏の小さくて暖かいコミニティでした。

それにしてもこんないい場所(正面には住宅地が広がり、お隣はマンション!)なのになんで閉店なの。。? と聞くと、
「住民の高齢化で、ワイシャツやスーツ類が減ったことと」
「自宅クリーニングの若い世帯が増えたこと」
「駅周辺だけでも21店舗もクリーニング店があること」
などなど、経営的な理由があるそうです。

「ここは通勤にも便利だし、18年勤めているので辞めたくはないんですけどね。お客さんも皆さん、穏やかで良い方ばかりだったし…」。

地方の店舗がシャッター街になり、地域のコミニティが無くなる。。ってニュースを聞きますが、「あぁ、こういう気持ちなのかもね」としみじみと思いました。
店舗が無くなるってことは、そこにいた人と「別れてしまう」ことになるんだ、と。
ひょっとしたら、このクリーニング店でおばちゃんたちとおしゃべりすることが唯一の楽しみだった人だっていたかもしれない、と。

新年早々、駅前の小さなクリーニング店の閉店が、私をいろいろな想いでいっぱいにしているのです。。

さて、とりあえずケアマネさんについては、後任者はいるのですが、問題はクリーニング店。
まずはあちこちの店舗に、ちょこちょこと「お試し預け」してみましょうかね。。
コメント (2)
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