大阪府立真田山学院高校演劇部公式ブログ・Vol・25
『真田山学院高校演劇部 本になる!』
☆『はるか ワケあり転校生の7カ月』発売
以前無料ネット書籍で『はるか 真田山学院高校演劇部物語』が連載(今でも読めますが)されていましたが、今回、それを改訂して挿絵もたっぷりなラノベの形で、なんと今日7月28日が発売日です!
タイトルの通り我が先輩坂東はるかさんの時代。つまりうちらが、まだ中学やったころの伝説の話です。
あのころも、今とあんまり違いがなくて、山田先輩と、玉城(たまぐすく)先輩の二人だけやったんですけど、4年前の福田乙女先生が強引……いや、熱心な顧問で、いろんな生徒に声かけては演劇部に引っ張り込んでました。
その中の一人が坂東はるか先輩でした。
先輩は、ご両親の離婚で東京の乃木坂学院高校から転校してきはったばっかりです。まだ制服もできてない登校初日に目ぇつけて強引に演劇部員にしてしまいました。他にも放送部の子らが兼業部員で入ってきますけど、本格的な専業部員で残ったのは坂東先輩一人だけでした。
放送部の子らが居てたころに『ノラ バーチャルからの旅立ち』いう7人出てくる芝居に決まります。せやけど、稽古が進むにしたがって、部活に対する気持ちの違い、家庭事情なんかで難しなってきて、テキストレジーやって5人にまで登場人物を減らしました。それが、もう6月の終わりころ。うちらの真田山はOHPには参加せんと(なんせ、お金がかかりすぎます)A市が盆ごろに開いてるピノキオ演劇祭に参加してます。その公演一か月前に、また一人辞めて『ノラ』は上演でいんようになってしまいました。
うちらはヘタな創作劇はしません。コーチの先生の勧めで『すみれの花さくころ』に急きょ台本を替えました。登場人物は3人でいけます。道具はほとんどなし。その代り歌が6曲も入る音楽劇です。
それを奇跡的に、3週間ちょっとで仕上げてピノキオの板に乗せました。
そんで、その『すみれ』をコンクールの予選で最優秀をとって本選の舞台に……そこで、すごい不本意な審査されて「作品に血が通っていない。思考回路、行動原理が高校生のそれではない」いうわけ分からん評でした。それからやったと思います。大阪府全体で審査の在り様を考えるようになりました。はるか先輩は審査員からはケチョンケチョンでしたけどNOZOMIプロのプロデューサーの目に留まって、プロの女優さんになるきっかけになりました。
同じ業界のプロが観ても、小劇場の人らやと、売れて、かつ芸術的にも優れたものに目を付けてる人とでは見え方が天と地ほどに違ういう見本になった話です。
はるか先輩は、単に演劇部員として励みはっただけやないんです。
はるか先輩は、別れたご両親を元の鞘に収めて家族の復活を果たそうと時間かけて努力しはりました。せやけど、やっとお金貯めて東京に行ってみたら、お父さんには事実上の新しい奥さんが居てました。
パニくって、荒川の河川敷で泣くしかなかった先輩でしたけど、このことが元で、お父さんと、その奥さんとも新しい人間関係が開けていきます。
お別れだけどサヨナラじゃない。そういう新境地を発見したはるか先輩でした。この人間的な成長が先輩の演技を、ほんで『すみれの花さくころ』いう芝居そのものを変えていきます。
うちらにとっては建国神話みたいな話です。一応今日発売ですけど、店頭やらアマゾンなんかのネット通販にかかるのには、ちょっと時間がかかるいうことでした。版元の星雲書房に直接申し込むのが一番早いようです。むろん一般の書店からでも取り寄せ注文はできます。
以下に概要を書いときます。
『はるか ワケあり転校生の7カ月』 税込み799円 著者:大橋むつお
星雲書房 ☎ 03-6677-4351 東京都練馬区春日町4-36-17
送料無料 商品に同封の郵便振替で決済
文責 大阪府立真田山学院高校演劇部部長 三好清海(みよしはるみ)
『真田山学院高校演劇部 本になる!』
☆『はるか ワケあり転校生の7カ月』発売
以前無料ネット書籍で『はるか 真田山学院高校演劇部物語』が連載(今でも読めますが)されていましたが、今回、それを改訂して挿絵もたっぷりなラノベの形で、なんと今日7月28日が発売日です!
タイトルの通り我が先輩坂東はるかさんの時代。つまりうちらが、まだ中学やったころの伝説の話です。
あのころも、今とあんまり違いがなくて、山田先輩と、玉城(たまぐすく)先輩の二人だけやったんですけど、4年前の福田乙女先生が強引……いや、熱心な顧問で、いろんな生徒に声かけては演劇部に引っ張り込んでました。
その中の一人が坂東はるか先輩でした。
先輩は、ご両親の離婚で東京の乃木坂学院高校から転校してきはったばっかりです。まだ制服もできてない登校初日に目ぇつけて強引に演劇部員にしてしまいました。他にも放送部の子らが兼業部員で入ってきますけど、本格的な専業部員で残ったのは坂東先輩一人だけでした。
放送部の子らが居てたころに『ノラ バーチャルからの旅立ち』いう7人出てくる芝居に決まります。せやけど、稽古が進むにしたがって、部活に対する気持ちの違い、家庭事情なんかで難しなってきて、テキストレジーやって5人にまで登場人物を減らしました。それが、もう6月の終わりころ。うちらの真田山はOHPには参加せんと(なんせ、お金がかかりすぎます)A市が盆ごろに開いてるピノキオ演劇祭に参加してます。その公演一か月前に、また一人辞めて『ノラ』は上演でいんようになってしまいました。
うちらはヘタな創作劇はしません。コーチの先生の勧めで『すみれの花さくころ』に急きょ台本を替えました。登場人物は3人でいけます。道具はほとんどなし。その代り歌が6曲も入る音楽劇です。
それを奇跡的に、3週間ちょっとで仕上げてピノキオの板に乗せました。
そんで、その『すみれ』をコンクールの予選で最優秀をとって本選の舞台に……そこで、すごい不本意な審査されて「作品に血が通っていない。思考回路、行動原理が高校生のそれではない」いうわけ分からん評でした。それからやったと思います。大阪府全体で審査の在り様を考えるようになりました。はるか先輩は審査員からはケチョンケチョンでしたけどNOZOMIプロのプロデューサーの目に留まって、プロの女優さんになるきっかけになりました。
同じ業界のプロが観ても、小劇場の人らやと、売れて、かつ芸術的にも優れたものに目を付けてる人とでは見え方が天と地ほどに違ういう見本になった話です。
はるか先輩は、単に演劇部員として励みはっただけやないんです。
はるか先輩は、別れたご両親を元の鞘に収めて家族の復活を果たそうと時間かけて努力しはりました。せやけど、やっとお金貯めて東京に行ってみたら、お父さんには事実上の新しい奥さんが居てました。
パニくって、荒川の河川敷で泣くしかなかった先輩でしたけど、このことが元で、お父さんと、その奥さんとも新しい人間関係が開けていきます。
お別れだけどサヨナラじゃない。そういう新境地を発見したはるか先輩でした。この人間的な成長が先輩の演技を、ほんで『すみれの花さくころ』いう芝居そのものを変えていきます。
うちらにとっては建国神話みたいな話です。一応今日発売ですけど、店頭やらアマゾンなんかのネット通販にかかるのには、ちょっと時間がかかるいうことでした。版元の星雲書房に直接申し込むのが一番早いようです。むろん一般の書店からでも取り寄せ注文はできます。
以下に概要を書いときます。
『はるか ワケあり転校生の7カ月』 税込み799円 著者:大橋むつお
星雲書房 ☎ 03-6677-4351 東京都練馬区春日町4-36-17
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文責 大阪府立真田山学院高校演劇部部長 三好清海(みよしはるみ)