大阪府立真田山学院高校演劇部公式ブログ
Vol・20『本年度加盟校の発表』
☆今年は111校
ゴロのええ数字ですね。HS・ドラマティックアソシエーション111
去年は発表時には112校、コンクールのパンフでは111校になってました。ほんで、コンクール参加校が89校。加盟校数との間に22のギャップがありました。多分幽霊加盟校(部活の実態がないのに加盟してる)が入ってるんでしょうね。わたしらが訪問した誠学園なんかが、その典型です。
半分はええことやと思います。たとえ加盟時点では部員がおらんでも、コンクールにはどないかしたろ! という顧問の先生の情熱が感じられます。
残り半分は「どないやねんやろ?」いう懐疑心です。
連盟の先生らは「生徒こそ主人公」と言わはります。その主人公がおらへんのに連盟加盟……ちょっと首を捻ります。
確かに誠学園みたいに、顧問の先生が連盟の役員やってはって、生徒ゼロでも加盟せざるをえんいうとこもあります。言葉を飾らんと言うたら、ほんまは先生がやりたいから……うがちすぎでしょうか?
極論を言います。連盟は、大阪の高校演劇の存在と発展のためにあります……たてまえは。
現実は、連盟の存続が目的化してませんか?
もっと具体的に言うと、運営委員の先生らの仲良しグループの存続が目的(たとえ無意識にせよ)になってませんでしょうか。
運営委員の先生らの楽しみは、運営委員会のあとの一杯飲みと研修会いう名前の懇親会……ちゃいます?
うちの学校にも先生らの組合が二つあります。それぞれ夏に組合の教育研修を看板にして、信貴山なんかに籠って宿泊研修やってはります。職員室にいくと組合専用の掲示板があって「目指せ30人学級!」とかいろいろ貼ってる中に研修参加者募集の張り紙があります。
「あれは、仲良しグループのお泊り会や」
そない言わはる先生も居てはります(誰とは言えませんけど)
うちらも、その通りやと思います。真田山は府立高校の中では落ち着いてる方やと思いますけど、たまに、生活指導上の問題がおこります。学校のことなんで具体的には言えませんけど、補導委員会いうのがあって、そこで事実確認と指導方針が決まります。モノによっては職員会議の議決がいるものもあって、そのときは原案になります。
この補導委員会が5時15分の勤務時間が終わると「勤務時間がきましたけど続けますか?」と聞くそうです。で「もう次にしよ」いうことになったら、で、それが、もし金曜日やったら、結論は月曜まで延ばされます。むろん問題起こした生徒が悪いんやけど、土日は保護者も含めて生殺しです。こんな学校て案外多いようです。で、我が顧問の淀貴美先生は、その日のうちに家庭訪問して「やむなく持越しになりました。それだけ重大に、かつ慎重に考えてます」と、カマしに行かはります。先生の本心としては「徹夜してでも結論出るまでやれよ」やと拝察してます。
何が言いたいかというと、絶滅危惧の幽霊学校ほっといて、仲良し会やってる場合やろかいうことです。111という数字は現実的には90もない数字やと思います。90/261は、およそ34%です。大阪の高校は2/3の学校で演劇部が事実上存在してません。ここに危機感持ったら、することは、おのずと決まってくる思うんです。
前も書きましたけど、連盟の講習会……どないなんでしょ? たった一日で演技やら劇作の力はつきません。それも8月に劇作の講習。コンクールまで三か月、現実には二か月でしょ(試験やら検定やら、ほんで休みなしで稽古はできません)ごっついイージーに本書けると言うてるようなもんです。せやから、コンクールでは「この本、何を伝えたいんやろ?」いう本がぎょうさん出てきます。
で、義理で観に来た観客は「高校演劇はおもんない」で、一般の観客はつきません。ほんまに高校演劇考えるんやったら、腰据えて一年がかりぐらいで、本の読み方(書き方ちゃいます)演技、演出教えならあかんのとちゃうでしょうか。
☆今日この頃のあたしら
試験前なんで部活はしてません。せやけど、今度の『すみれ』は歌が入ります。30分だけ、歌の練習やってます。それから、日に二回は歩きながら台詞通して、台本は必ず一回は目ぇ通します。それと、個人的な理由でバイト始めました。正直きついです。いや、ほんま。
せやから、うちらは創作劇には手ぇ出しません。
文責 大阪府立真田山学院高校演劇部部長 三好清海(みよしはるみ)
Vol・20『本年度加盟校の発表』
☆今年は111校
ゴロのええ数字ですね。HS・ドラマティックアソシエーション111
去年は発表時には112校、コンクールのパンフでは111校になってました。ほんで、コンクール参加校が89校。加盟校数との間に22のギャップがありました。多分幽霊加盟校(部活の実態がないのに加盟してる)が入ってるんでしょうね。わたしらが訪問した誠学園なんかが、その典型です。
半分はええことやと思います。たとえ加盟時点では部員がおらんでも、コンクールにはどないかしたろ! という顧問の先生の情熱が感じられます。
残り半分は「どないやねんやろ?」いう懐疑心です。
連盟の先生らは「生徒こそ主人公」と言わはります。その主人公がおらへんのに連盟加盟……ちょっと首を捻ります。
確かに誠学園みたいに、顧問の先生が連盟の役員やってはって、生徒ゼロでも加盟せざるをえんいうとこもあります。言葉を飾らんと言うたら、ほんまは先生がやりたいから……うがちすぎでしょうか?
極論を言います。連盟は、大阪の高校演劇の存在と発展のためにあります……たてまえは。
現実は、連盟の存続が目的化してませんか?
もっと具体的に言うと、運営委員の先生らの仲良しグループの存続が目的(たとえ無意識にせよ)になってませんでしょうか。
運営委員の先生らの楽しみは、運営委員会のあとの一杯飲みと研修会いう名前の懇親会……ちゃいます?
うちの学校にも先生らの組合が二つあります。それぞれ夏に組合の教育研修を看板にして、信貴山なんかに籠って宿泊研修やってはります。職員室にいくと組合専用の掲示板があって「目指せ30人学級!」とかいろいろ貼ってる中に研修参加者募集の張り紙があります。
「あれは、仲良しグループのお泊り会や」
そない言わはる先生も居てはります(誰とは言えませんけど)
うちらも、その通りやと思います。真田山は府立高校の中では落ち着いてる方やと思いますけど、たまに、生活指導上の問題がおこります。学校のことなんで具体的には言えませんけど、補導委員会いうのがあって、そこで事実確認と指導方針が決まります。モノによっては職員会議の議決がいるものもあって、そのときは原案になります。
この補導委員会が5時15分の勤務時間が終わると「勤務時間がきましたけど続けますか?」と聞くそうです。で「もう次にしよ」いうことになったら、で、それが、もし金曜日やったら、結論は月曜まで延ばされます。むろん問題起こした生徒が悪いんやけど、土日は保護者も含めて生殺しです。こんな学校て案外多いようです。で、我が顧問の淀貴美先生は、その日のうちに家庭訪問して「やむなく持越しになりました。それだけ重大に、かつ慎重に考えてます」と、カマしに行かはります。先生の本心としては「徹夜してでも結論出るまでやれよ」やと拝察してます。
何が言いたいかというと、絶滅危惧の幽霊学校ほっといて、仲良し会やってる場合やろかいうことです。111という数字は現実的には90もない数字やと思います。90/261は、およそ34%です。大阪の高校は2/3の学校で演劇部が事実上存在してません。ここに危機感持ったら、することは、おのずと決まってくる思うんです。
前も書きましたけど、連盟の講習会……どないなんでしょ? たった一日で演技やら劇作の力はつきません。それも8月に劇作の講習。コンクールまで三か月、現実には二か月でしょ(試験やら検定やら、ほんで休みなしで稽古はできません)ごっついイージーに本書けると言うてるようなもんです。せやから、コンクールでは「この本、何を伝えたいんやろ?」いう本がぎょうさん出てきます。
で、義理で観に来た観客は「高校演劇はおもんない」で、一般の観客はつきません。ほんまに高校演劇考えるんやったら、腰据えて一年がかりぐらいで、本の読み方(書き方ちゃいます)演技、演出教えならあかんのとちゃうでしょうか。
☆今日この頃のあたしら
試験前なんで部活はしてません。せやけど、今度の『すみれ』は歌が入ります。30分だけ、歌の練習やってます。それから、日に二回は歩きながら台詞通して、台本は必ず一回は目ぇ通します。それと、個人的な理由でバイト始めました。正直きついです。いや、ほんま。
せやから、うちらは創作劇には手ぇ出しません。
文責 大阪府立真田山学院高校演劇部部長 三好清海(みよしはるみ)