大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

高校ライトノベル・イレギュラーマガジン・19『オビツ150でアナ雪のアナを造ってみました』

2015-02-09 17:12:48 | イレギュラーマガジン

ムッチャンのイレギュラーマガジン・19
『オビツ150でアナ雪のアナを造ってみました』



 このブログを見た人は「へんなやつ」が八割がた。残りの二割が「どれどれ……」だと思います。

 男という生き物は、遊び倒してなんぼ派と、集めてなんぼ派に分かれます。
 わたしは集めてなんぼ派の方です。
 本業が本書きです。本書きというのは大げさに言うと魔法使いで、何もないところから世界を創っていきます。

 この魔法=創作には環境が必要です。

 ちょっと前の『ハウルの動く城』というアニメがありました。ソフィーがハウルの城の中をきれいにしてしまうので、ハウルは怒ります。怒るどころか魔法さえ使えなくなってしまいます。それに似ています。
 数えただけで、本はもちろんのこと、実物とレプリカを合わせて鎧(よろい)が十数点。1/16のラジコン戦車が10両ほど、プラモが200ほど、等々があります。
 最初は1/6という世界最大の戦車のプラモデルに乗せる人形を買いました。『ガールズパンツアー』に合わせて、1/6のドールを集めました。中には素体というのがあって、ボディーは裸、顔はのっぺらぼーというのがあります。それを人数分集めたところで、戦車の本体が発売中止になり、ドールだけが残りました。

 もう戦車なんかどうでもよくなり、ドールの収集に走りました。

 走ったといっても、世間のコレクターの人から見れば、ほんの小走りです。
 1/6は1/3へ、そして、とうとう1/1の世界に……。
 別の稿で書こうと思うのですが、アナ雪というのは子供から年寄りまで鑑賞に堪える作品です。特に主役のアナが秀逸です。
 思考と好奇心が止まらない少女で、いつも目が生き生きしています。そのくせ、大きなところで抜けている日本人好み(かと思ったら、世界性を持ったキャラです)な子です。

 オビツは東京にある、下町工場の代表のような企業で、戦後ビニールのキューピーを造るところから発展した、この業界では珍しく完全なメイドインジャパンを通してきた企業です。
 そのオビツの目玉が、この等身大のオビツ150です。

 完全なノッペラボーの素体の状態でやってきます。勝負と言うか醍醐味は、ノッペラボーに目鼻を描いて、衣装を着せてポーズを付けさせ、命を与えることです。
「あ、これはアナになる」
 その直観で注文しました。

 顔の造作は全て手描きでやりました。衣装は人間の仮装用のを買いました。身長150ウェスト56というのはサイズでXSかXXSになります。仮装用の衣装やウィッグはサイズが小さいことが多く、Amazonでいくらでも出ています。アナにこだわったので、衣装とウィッグで12000円ほどかかりましたが、1/3のドール衣装をそろえてやっても、それくらいはします。素体としては高額ですが、衣装を考えればコストは安いものです。

 10キロという重さを舐めていました。小さいドールと違って自立ができません。ホームセンターで黒い30センチ四方の棚板を買い。スペーシアパイプとジョイントでマイクスタンドのようなものを作り、ウエストの上のところでタコ糸で結んでおけば済むかと思ったら、まるで半分糸の切れたマリオネットの状態。
 その後ホムセンに二度通い、股間と両足の三点支持すれば安定することを発見。写真のように自立に成功。

 マスクは、色鉛筆で下描き、プラカラーで彩色、眉とチークは色鉛筆。アナ特有のまつ毛は、百均でつけまつげを六つ重ねて(なんといっても目の大きさだけは人間の倍あります)
 本編を見ると、目から顔の形まで、場面で違います。5回ほど観て四捨五入した顔です。まあ、70点ぐらいの出来かと思います。


   

 その後、実測するとオビツ150は、身長が144センチしかないことが分かり、身長を6センチ伸ばす大手術をやりました。右がその写真です。ずいぶんスッキリ、スマートになったのが分かると思います。今は、さらに3センチ伸ばして153になっています。  

コメント
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