★小倉名物イワシの床煮

昨夜はゆかりさんのご主人のお店、
「独楽蔵(こまぐら)」へ。

ひのきの香りが心地いい
落ち着いた店内。
渋い俳優さんのような、職人さんのようなご主人。
店全体にピシッとした、
なのにくつろげる空気が漂っていた。


始めて食べた小倉名物、床煮(とこに）は
甘辛くイワシを煮付けて、
ぬか床を入れてさらに煮たものだという。

イワシだけでなく、サバなどの青味魚や
ゆで卵、こんにゃくでも同様に
ぬか味噌で味付けするのだそう。


「独楽蔵」のぬか床は
お母さまのお手製、100年もののぬか味噌。


先日読んだ「東京タワー」は小倉が
舞台のひとつになっていて、
オカンがどんな時でも大切に、
持っていたのも100年もののぬか床だった。


小倉はぬか味噌発祥の地で
それぞれの家庭でぜんぜん味が違うのだという。



うちも明治生まれの祖母が
よくぬか漬けを作ってくれていた。

私も以前結婚してた頃、
何度かチャレンジしてはいつも失敗していた。

気がついたらうっすらと白い
ふわふわのカビがはえていて、
あ～あ、ごめんなさい。
という結末を迎えていたから、よくわかる。


100年つなげていくことは
どれだけの人々の愛がこもっているんだろう、と
想像もつかないことが。


やがて命になる食べ物は
こうやって愛をつなげて
命をつなげていくことこそが
原点なんだと思う。


あっという間の3日間。

イベントを無事終えて、
最終の飛行機で東京へ。


雨模様の九州地方。
空の向こうはどんな天気かな。


クリスマスツリーみたいな東京タワーは見えるかな。

*******************************

北九州のみなさま、お世話になりました。


今回もたくさんの新しい出会いに
感謝です♪

またきっとすぐに
戻ってくることになりそうです。


ちなみに、マンホールのドングリは
誰もわからず現在、捜査中～！