KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★群馬・伊勢崎 車窓より

2010年11月23日 | KAORUの好きなものギャラリー
朝もやが立ち上がり、低い雲に
覆われていた遠くに見える山。


なんという名だろう。
裾野が広がっているから、赤城山かな?


学生時代、群馬出身の友人が言っていたことがある。

「赤城山はね、本当は富士山くらいの
高さがあったらしいの。
だからあんなに裾野が広がっているんじゃないかって。

でも大昔の噴火やら隆起とかの地殻変動などで
上の部分がなくなってしまったのではないか、
と言われているらしいよ。」


あくまでも仮説なのだろうか、
その話の真偽のほどは確認していないのだが
それからというもの、
群馬や長野に向かう車や新幹線などの
車窓から時々、美しい裾野の広がる赤城山を見つけるたび、

左右のなだらかなラインを眺めた後、
その延長線上に伸びていたであろう姿を
空に向かって、これぐらいの高さだったのかな?と
思い描くのが無意識の習慣となっている。



広い関東平野のビルに囲まれた生活が長い私は、
遠くに山が見えるとつい、それだけで嬉しくなってしまう。


もちろん、海が見えるのもすごくわくわく嬉しいのだが、
何しろ最寄りの駅名「大森海岸」というぐらい
東京湾に面した地域。


風向きによって潮の香りがしたり、
静かな夜ふけには時折、ボーっと船の汽笛が
聞こえてくる。

東京モノレールに乗ると
まるで水辺の上を走る
アトラクションみたいだし、

首都高を走っても、展示会場のビッグサイトに行く時も
すぐに東京湾岸の景色が広がっていく。


普段はすっかり忘れているが
乗り物に乗って少し移動すると
海沿いに暮らしていることを実感する。


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そして、
好きなのが羽田空港から飛び立つ時の風景。


緩やかに滑走路を走り、
離陸の順番を静かに待ったのち、
最終滑走路でエンジン音とともにスピードを上げていく。

すると、突然視界と同じ高さで
並走するように海面のラインが開けていくのだ。

そして重い胴体を、
轟音と一緒に持ち上げた瞬間、
今度は眼下に一気に東京湾が広がり、
やがて太平洋へと広がっていく。


羽田は地元に入るほど近くて、
大森海岸駅から約20分の距離。
モノレールの大井競馬場駅からだと10分ほど。

小学校時代は空港の騒音で二重窓と、
当時珍しい冷房の完備された教室があり
今でも、町内会の回覧板には
空港近隣在住者のための健康診断開催の案内が回ってくるほどだ。


近すぎて、わからなかったが
あちこちと出かけるようになって、改めて
羽田空港は海の上に迫り出すように作られた
美しい空港なのだと思う。

あらかじめ、ネットで座席指定ができるようになった昨今、
座席が空いていたら
国内線は右側の窓側を指定するようにしている。

北に向かう時には太平洋が、
南に向かう時には富士山が
天空にほど近い場所から見下ろすことができる。

いつもの視点とは違う風景に出会うことができる。


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今年の夏からご縁をいただき、
足を運んでいる群馬県の伊勢崎。


どしゃ降りの早朝、家を出て
今はすっかり雨もあがった。

清々しい空気の中、今日もまた1日がスタートする。

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