家を出たら空に虹✨
学校の帰りにチャイナタウンで買い物をしていたら突然どしゃ降り。
あー、昨日の雨で干したまま。
折りたたみ傘バッグに入れるの忘れちゃった…
時折り小降りになったら、
えぃっ!と飛び出し小走りで
何軒も雨宿りしながらなんとか駅へ。
Flood alert (洪水警報のアラート)が
地下鉄に乗っている間中、
けたたましいほどに何度も鳴りっては止め
ちょっと不安になる。
外はまだ大雨なんだろうか。
どうかブロンクスは止んでいますようにと祈りながら。
着いたら小雨がパラついていた。
道路もそんなに水びたしじゃない。
良かった、でもこれから雨雲がやってくるのだろうか。
足早に歩き出したとたん急に思い出した!
牛乳買うのすっかり忘れてた。
明日の朝の分がない…
もっと早くに気がついたら
もうひと駅先で降りて
スーパーで買ってバスに乗ったら
濡れずにすんだのに。
このまま買いに行こうか?
でもさっきみたいにまた降って来たらどうしよう…
1度家に戻って傘を取りに行ってから
もう一回外に出よう。あ〜ぁ。
ちなみに英語ではどしゃ降りのことを慣用句で
“cats and dogs”というのだそう。
It's raining cats and dogs.
どしゃ降りの雨が降っている
(ネコとイヌを一緒にすると大暴れして収集がつかなくなることから、そういう表現をするんだとか)
そこまでじゃないけど
今日はなんだかスムーズにいかないな。
後悔ばっかりだよ。
と思いながら一旦荷物を置いて
傘を持って再び家の外へ。
玄関のドアを開け折りたたみ傘を
空に向かって開いたとたん
あ。
虹。
こんなギフトが待っていたなんて…
今このタイミングじゃなきゃ
見られなかった風景。
虹のかかる向こうの空はまだグレーで
どんよりとしているけれど
周りから青空がどんどんと広がりはじめている。
今年4、5回目の虹。
写真を撮りながら思ったこと。
青い空に美しくかかる虹はそうそうなくて、
たいていは雨が上がり太陽が出て
その光が雨雲に反射するので
バックとなる背景はほとんどがねずみ色。
でもあたりには抜けるような気持ちの良い空がすぐそこに。
生きていく中でも、どしゃ降り雨で
ずぶ濡れになり、さらにまだ行く手には
暗雲が立ち込めていて途方に暮れていても
虹のような嬉しい出来事をきっかけに
事態はどんどん良い方向に変わっていったりすることも
往々にしてあったりして。
真っ暗な空を見上げて絶望的な気持ちになっても
実は背後にはもう晴れ間が広がり始めているのを気がつかないことも多くて。
あーぁ、ああすれば良かった。
こうするべきだったのに。
なんてガッカリしたり落ち込んだりしても
ちゃんと自然は、そして天は思いもかけない
こんな素敵な贈り物を用意してくれる。
それに感謝して心から喜んで楽しんでいたら、
その瞬間から人生の流れもきっと良い方向に変わっていきそう。
だってもうすでに
ピカピカの青空が広がっているんだもん。