KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★ボルチモア球場は野球愛でいっぱい

2021年08月26日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
あぁ、楽しすぎたヽ(;▽;)ノ💖
ボルチモアのスタジアム♪

何度も打順が回ってきて何回も
その姿を見れた、しかも目の前😂✨✨✨




【↑通訳の一平さんも】


昔ながらのスタジアムのレトロな雰囲気を
再現したそうで、
東京ドームの半分くらい?で近っ❤️

前日くらいにネットで予約、
前から16番目でなんと
$60(6000円ちょっと)と
ヤンキースタジアムなら
軽く10倍以上はしそうな席なのに。

たぶん席空いてたらどこでも
好きなところに移動できると思うよ、
20年前に来た時もそうだったから。
それにそんなに観客もいないと思うし。

という予想通り、エンジェルスのベンチ横、
ネット裏までホットドッグと
ポテトチップス、フレンチフライを抱えて
すぐに前へとつめる。






そして打席につくたびに
先日「谷」を太く書き足したカードを掲げて
「大谷く〜ん!!!」と叫ぶ。






するとしばらくしてからオレンジ色の
ユニフォームの係員が近づいて
私に話かけてきた。

「それは何て書いてあるの?」

「日本語でO O TA NI って書いてあるの。」

「それ、良かったらくれるかな?
試合終わってからでいいから。
代わりに野球ボールとトレードするのはどう?」

突然の事で、よく内容が読み込めず
係員がなんでこれ欲しいんだろう?
ボールをくれるってコトは
ここのスタジアムとしてほしいのかな?
かいろいろ考えて意味が良くわからず、曖昧に答えてしまった。

リオが後からもう一度説明してくれて、
個人的に欲しいらしいということがわかった。

しばらくしてまたやってきて、
どう?考えてくれた?と聞くので

もちろん‼️どうぞ!と言うと

良かったよ〜!
これは本当に美しいね!
家に大切に飾るよ!
後からボール持ってくるからね。と嬉しそう。

周りの人たちからも
「ねぇ、なんて書いてあるの?」と
何度も話しかけられる。

こんなに反応があるなんて
一生懸命書いたかいがあるもんだ。

(自分的にはヘタな字で恥ずかしいと思ってる>_<。
何度もパソコンの文字を拡大コピーで
大きくして貼り付けたい、と思ったけど
ここでは日本みたいにすぐそんなことも
出来ないので、アナログだけど
手書きにするしかなかった…)






遠く西海岸からのエンジェルスの
応援サポーターはさすがにわずか、
少しの日本人たちはもちろん
大谷選手の応援、あとはほぼ
オリオールズの地元サポーターのスタジアムも、

3回目の打席では振りかぶることもなく
敬遠の四球で会場からは大ブーイング。
オリオールズファンがほとんどなのに、
現地サポーターからのブーイングなんて、本当にスゴい♪

試合の終盤に後ろの座席に
大谷選手の顔だらけのシャツを着て
カードを持った女性がいるのを
リオが気づき

ねぇ、彼女は「ただ背番号17が見たくて、
日本→ロサンゼルス→ニューヨーク→
ボルチモアに来ました。
すっからかんになっちゃったけど、
後悔なし!」って書いてあるよ。
話かけておいでよ!

と背中を押すので振り返ると、
後ろで感極まった様子で
ポロポロと泣いている最中だった。

そう、私も気になってた。
ニュースで見たと思う、彼女のこと。
たぶんあの人だと思う。

日本から来たんですか?と声をかけると

そうなんです、と答えてくれた
彼女はハルカさん♪
ロサンゼルスで応援していた時に
ニュースに取り上げられたのだという。

ここの人たちが良い人過ぎて
泣いてました、という姿がカワイイ✨
明日も明後日も応援します、という。

誰かが誰かを応援する姿って
こんなにも美しいなんて、と
私もまた感激してしまう。




↑ハルカさんと。リオが一緒に撮ったら良いよ!ハイ並んで!と言うので。


そしていよいよラストに近づくと
オレンジ色の係員、彼の名はケビン。
ケビンがボールを持ってやってきた。

本当に良いの?ねぇ、キミは
もしかしてアーティストなの?

えっ…?アーティストって
自分で言っていいのかな?
一応そうかな?と
ウンウン、小さくうなづいてみると、

やっぱり!ねぇ、この紙にサイン書いてよ!

いいけど、ペンがないの…と答えると
通路向こうの2つも上の座席から
ペンが飛んできた。

ここの人たちってなんてフレンドリー。

ケビンは、リオに身の上話を始めた。

ボクはね、 
大手の携帯会社を30年勤めてね、
数年前にリタイアしたんだ。
野球が好きでそれでここの
係員になったというわけさ。
毎日試合が観られて幸せだよ、と言う。

7回の裏が終わりお決まりの
YMCAが流れると一緒に踊り、
続く歌も階段の通路で大声で楽しそうに歌う。

またいつでもこのスタジアムに来てよ、
いつも44番のところの担当だから。

その野球をこよなく愛する姿に
またジーンとしてしまう。

どう、彼は(大谷は)そのカードに
気づいてくれた?
良かったね、ヒット打ったね!

そのたびに来てくれる。
そして大谷選手が打席に立っている時に
わざわざやってきて、
2人の写真撮ろうか?とカメラマンまで。




【↑ケビンが撮ってくれた1枚】


きっとマニュアルなんて
ほとんどないんだろうな。
とにかく来てくれた人に楽しんでもらう、
そしてスタッフもまた楽しもう!
そんな空気に包まれていて

なんとも日本やヤンキースタジアムでも
考えられないほどにのどかで
ほのぼのとしていて、
古き良きスタイルがここには息づいていた。



【↑ ケビンとも撮らなきゃ!と言うので(笑)】


同じ列の通路側では2つのボールを
握りしめた少年が油性ペンを持って
ベンチ横で待っているのを
人懐っこいリオがまた話しかけている。

どこで手に入れたの?そのボール。

フライ球をキャッチしたんだよ、
一つは買ったの。

Syohei ショーヘイに
サインしてもらいたいんだ!
もしかしたらサインしてくれるかも
しれないから。と目をキラキラさせている。

もはやここの国の子どもたちにも大人気で
私までホントに嬉しくなってしまう。

帰りがけには別の係員にも
どう?楽しめた?
明日はピッチャーで投げるよ、明日も来る?と
またまた温かく声をかけられて見送ってくれた。

大谷くんが観たい、それだけだったのに
(あ、あとね。カニもね)

すっかりとボルチモア球場のファン💕






楽しかったのは、
野球愛にあふれる少年のような
大谷翔平選手の後ろ姿と、

それを応援するハルカさんと、

野球をこよなく愛する優しいスタッフたち。






誰かが好きなことに打ち込む姿、
それを誰かが応援する、それがまた
周りをこんなにも幸せで
温かな気持ちにしてくれるのだ、と
そんなことを思いながら、
短いショートトリップを終えて
再びニューヨークへ。






#newyork #newyorkslowlife  #ニューヨーク#ニューヨーク的スローライフ#ボルチモア#Camden Yards

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