すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

通常でなかったお花たち

2024-08-19 | 草花

今日は、親バカから、
うちの庭の花のお話です。

なんせ今年は、異例の暑さ。
30℃にはいかなくても、
23~28℃の晴天続き。

人間は喜んでいても、
花によってはそうでもない。

どうしたら、元気出る?
と手探りしてたけど、
やっと今週末、
雨が降り、
20℃以下になると、
たちまち花たちは、
イキイキし始めました。



ミリオンベル
日本の寄せ植えを思い出すなあ。
早くも枯れてしまった
ビオラの分まで
一人ベランダを彩ってくれてる。



エゾルリソウ。
ドンと大きくなって登場。
だけど、
咲くのも、終わるのも早かった。



リシマキア プンクタータ

周りまで眩ゆいばかり。
散っても輝いている。




クサキョウチクトウ

今年買って、デビュー。
8月半ばにして、なんと開花した。
本当はいつなんだろう?
来年出てくれるかなあ?



サラダ菜
気温が下がり雨に潤され、
シャキ!
毎朝のジュースが
パワーアップしそう。



この夏のトップレディ。
8月初めからずっと、
大きく白く光を放っている。
が、一つも花弁が揃ってない。
ずっと花弁2、3枚だった子。

徐々に回復している逞しい子。



タキオンブルー
8月やっと
鈴なりが夜の光を灯した
と思ったら、
2.3日で散ってしまった。
夏から秋と長持ちの子なのに。
今は、少ない鈴を鳴らしている。



ノルウエー語で「燃える愛」
細身でも 乾燥期でも、
ずっと
天にのびる姿を保っている。
なるほど暑さなんて平気の
一直線だわ。



あれ?名前が今一わからない。
ある日目を疑った。
これ、本物の花?
私が知っている10年間、
葉っぱしかなかったのに。



ポレモニウム・カエルリウム
去年は花も葉も弱々しく
地面にうずくまっていた。
りんと伸びる花と
イラストのような葉。
こんなバランスが生まれるとは。




抜いた草、刈った草のため場。
これがいい土になるのです。
そこに、何やら根を付けているものがある。
何者かわからないまま、
とりあえず移し替えてみた。
正体がわかるのは、来年かな?



木の根っこが張り巡り、
根強く繁殖力ある
雑草の茂みだったところを 
少しずつ開いてきました。

ここに椅子を置けるよう
石を敷いてみたのは
大当たり!



あそこに青いお花が茂って、
黄色い花がちらついて、
ピンクのお花がこっち向いてて、
ここには・・・。
叶うかわからない夢を見る。

環境が変われば
そのように花を咲かせるその生命力。
限られた中で一瞬でも
きらめきを見せるその巧みさ。
思い通りにはいくわけじゃない、
思わぬ飛び入りもある、と思いつつ。

庭にいる時間は
私の大事な癒しのひととき。
いや、現実から離れられる時間? 

いろいろ気がかりが
あると思いますが、
皆さん、機嫌よくいましょうね。
(と、実はいつも
 自分に言い聞かせています)

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夏日記録更新中の山歩きより

2024-08-12 | ノルウェーの生活
暑い上に、
台風、地震と気がかりが多い時、
来て下さって、
ありがとうございます。

今朝の娘とのメール。

娘:今日は、休日よ。 
私:え、何の日? 
娘:山の日の振り替え。

山の日? しかも休日? 
いつから? 
この猛暑季に? 

ともあれ、海の話か、山の話かと、
ちょうど迷っていたので、
山に行ったお話をいたします。

ただ今、トロムソは、
気温20度以上の夏日が、
30日続いています。
50年ぶり、記録更新中なんです。
(ここは北極圏です、あしからず。)

こんな年の山は、どんなでしょう?

行き慣れた山があるって
 いいものだ.

山までトロムソから
車で50分ほど。

フィヨルド沿いを走るのは、
何回走っても気持ちがいい。



この日歩く山は、
下る時、膝が気になる私には、
もってこいの低い山。

何度も来ているので、
安心感もある。
こういう山があるって、
いいものです。



山を下りてくる家族。
「楽しかった~!」と子どもたち。

「山で寝る」。
キャンプ場でなく、
気軽にできるのが、
本当に羨ましい。

一方、
おばちゃん、おじちゃんは、
身軽な上に、
すぐ休憩するのです。



湿原、ベックが枯れている。

あ、Molte(モルテ)だ!
モルテはもう終わった
と聞いていたので、
チョッピリでも、嬉しい!



しかし、湿原のはずなのに
水が干しているではないですか。



モルテは湿地に生える。
ブルーベリーもその周辺を好む。
ブルーベリーも少ないようだ。



来た来た、
この湖が小さいけど、美しい。

しかし、ここの水も少ない。
いつもなら山から流れている
ベックがない。
枯れているんだ。

普段なら水面下の石が
姿を現しているので、
降りてみました。



水は、
生ぬるくもなく、冷たすぎず。
(水着持ってきたらよかった!)



●ひんやりhyttaに 癒される


モルテ、ブルーベリー ちゃんと摘んでます!

無事、斜面を降りてくると、
hytta(ヒュッタ・山小屋)がある。







ここは入ったことがなかったけど、
入ってみると、ひんやり。
思いがけず、ほっとしました。








そこに友人が言いました。

「想像してみて。
雪の中、山を越えてきて、
このhyttaを見つけたら、
どう?」

氷の下には水があり、
小屋には薪もストーブもある。
生き返るよなあ。
安心して眠っちゃうよなあ。

この小屋は、
有志で作られたものだそうです。
山小屋は愛だわ。

 日常的に来て、日常を忘れる

もう少し歩くと、
こんな大きなテーブルとベンチ。



「12月にここにスキーで来て、
 火を灯して
 ココアとか飲んだら、どう?」
なんて、私が言うと、
「いいねえ、やろう!」

私は思いつきで言ったんけどな。
彼女は本気?
だと思います。(えーっ?)

日常的に来て、
日常を忘れるところ。

それが、ノルウエー人にとっての
「山」なんじゃないかなあ。

最近、私はそう思います。

「山の日」、
皆さん、
いかがお過ごしでしたか?

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Airbnb に お客様第一号!

2024-08-08 | ノルウェーの福祉

この2・3週間、
同僚の夏休みの間、一人勤務。
バタンキューの毎日でした。

一方、Airbnbに記念すべき展開がありました。
そう、初めての予約があったんです!

思いがけず、早い。
しかも「2日後に到着」とのこと。
(ひぇー!)

大慌てで大掃除に
部屋の中の説明作りなどなど。
なんとか、
考えてきた準備はできました。
(ふ~~~)

初めてのお客様は、
忘れないものでしょうが、
まさに特別なお客様でした。

彼はドイツ人ですが、
トロムソ大学で3年間学び、
うちの近所の学生寮で
一年暮らしていたそうです。

彼曰く、
「僕には、この地域が
世界で一番美しい場所。
だから、この地域で探しました」

この地域を希望して見つけてくれた」
と、聞いて私たちは感動。
「私たちのお客様一号」
と、聞いて彼も感動。

そんな嬉しい出逢いの日でした。

さらに、
彼の旅の目的が印象的なんです。

7年前に挑戦した「E1を歩く旅」の
続きをしに来たというのです。

相方さんも知らなかった
「E1」とは、
※「E1とは」をクリックすると詳しくわかります。
北の端ノールカップから
イタリアのシシリアに続く道のこと。
調べてみて、
その過酷な道のりにびっくり。

今回、続きから歩くと決めたものの、
前回が厳しかったので、
彼も心配そう。

でも今回は、
ノルウエーからフィンランド、スウェーデンと、
国境の山を越える5日間。
食料の量、装具を見直し
備えたきたそうです。
これは、彼の「挑戦」でしょう。

「無事山を越えることができました。
 今回は食料も足りたし、
 山の頂上にテントを張って寝るのも大成功。
 素晴らしい体験ができました」。

彼から知らせがあったときには、
「やったねー!
 おめでとうー!」
と相方さんと乾杯。

彼の成功に、というだけではありません。
彼の成功を聞いて、
やっと初仕事を終えた心境になれて、
自分たちにも乾杯!

Airbnbのお客さんから、
こんな感動を頂けるなんて、
思ってもいませんでした。

そして、彼は、Airbnbに
丁寧なレビューを残してくれました。
(ありがたや~!)

Airbnbを始める時も、
何人もの人にアドバイスを頂きました。

今も、私たちのページを見て、
感想、改善点を指摘してくださる方がいます。

自分たちでは気づかないことだらけなので、
率直な意見を言ってくださる人の存在は、
本当に有難いです。

今、ありがたいことに
4件の予約を頂いています。
とうことは、
もうどなたでも見ていただけます!

トロムソ島の高台にある

       居心地のよいリビング」

※ここをクリックしてもらうと 私たちの情報が見れます。




気づいたことがあったら、
何なりとお知らせください。

暑い中、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

皆さん、機嫌よくいましょうね。
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心にいつも“Hygge”を

2024-07-26 | ノルウェーの福祉
デンマークから世界へ

私たちの旅行は、いつも事前計画なし.
気の向くまま過ごします。
この日は、市役所へ。



オスロの市役所は、
庶民の希望、信念が
見事に描かれています。

コペンハーゲンは、どうだろう?

ところが、ツアー時間には早すぎたので、
買い物ができる受付に行ってみました。
そこでこの本を見つけました。



皆さんは、この本をご存知ですか?

「Hygge」は心地よさ。
「Lykke」は幸せ。

ノルウエー語にも同じ言葉がありますが、
「Hygge」の使い方が違うかも、
と、思うようになってきました。

作者はデンマーク人。
タイトルはデンマーク語ですが、
世界の平和、幸福のため発信したく、
本文は英語。
日本語含め、
多言語に翻訳されています。

Hyggeのおすそ分けを頂いて

私たちの前の二人の男性が、
結婚式の手続きをしています。
(市役所で結婚式を挙げることができる)

それを見ていた相方さんは驚いています。
「結婚の手続きが、
 ノルウエーより簡単だ」。

私は、同性婚の場に立ち会えていることに
感動しているのですが。

それにしても、
なんとも幸せそうな二人。

「この様こそ、HyggeにLykkeだわ」
と思っていると、
二人が、私に話しかけてきます。
それも日本語で。
(大学で日本語を勉強し、
 2か月日本にいたことがあるそうです)

「写真を撮ってもらえますか?」
「もちろん!
 実は、今日は、
 私たちの結婚記念日なんです」。
「え、今日が!?  
 おめでとうございます!」
「お二人も、今週なんですね。 
 おめでとうございます」。

という訳で、
お祝いの写真を撮り合いました。 
思いがけないお裾分けを頂いて。

心にいつも「Hygge」を

私たちは出逢って13年、
結婚して8年。 
よう続いたもんです。 

「私が怒る、文句言う」はあっても、
相方さんからは一切なし。

彼がノルウエー人だからか、
性格だからか。
少なくとも彼には、
デンマーク人が言う
「Hygge」を優先することが
身についている気がします。

要るのは、私。

それで、トロムソの図書館で
「Hygge」を借りようと思ったら・・・
 ない!

ノルウェー人には当たり前で、
要らないと・・・?

私は、キンドルで購入しました。
(日本語!)

子どもの頃から気に入っていた言葉・
「心にいつも太陽を」。

だけど、これもいいかもね。

「心にいつも“Hygge”を」。

市役所で買ったポストカード、
トイレの入り口にかけました。


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百聞は一見にしかず「自転車の国」

2024-07-20 | ノルウェーの福祉
イラついてきた頃
「コペンハーゲンに行こう!」

日本でもすることが多く
(相方さんは日本でも仕事)、
トロムソに帰ると、毎日
仕事、夕食、Airbnb の準備。

が、思うように進まず、
イラついてきた頃、
相方さんからの提案。

「コペンハーゲンに行こう。
近くて、ご飯は美味しいし、
見るもの、新鮮だよ」。

珍しく押し切る相方さんのお蔭で、

コペンハーゲンに行ってきました。
それまでに終わらせよう、と
がんばれましたし。

「北欧」とひとくくりにされるのに
違和感を感じてきた私は、
違いを見つけるのが、
癖になっています。

それにしても、
これほど違うとは!

 歩行者より、
 自転車が優先?

空港からコペンハーゲンの街まで
電車で約10分。

着くなり、目についたのがこれ。



これは、ノルウエーでも普通です。
でも、次に目に飛び込んできたのが、これ。



え?
自転車だけ?
しかも、2両?



※改札を通らずに出れる。

「自転車の国」の伏線を感じながら、
ホームの階段をのぼると…。




首都の駅前とは思えぬ
自転車ばかりの光景。

私の背後からは
リンリンリーン!! 

あまりのスピードに、思いました。

「あぶないやろ!
 歩行者より、自転車優先かいな、
 この国は」。

すると、
相方さんが、私の腕を引っ張る。

「はるこさん、そこ、自転車道」

はっ? 

確かに歩道は、横にありました。
(自転車マークもちゃんとあります)



自転車の国とは聞いていましたが、
これほどとは・・・。



 地形的条件も違っていた。

自転車の量だけでなく、
まだノルウエーの光景とは違うんだけど・・・。



そっか、
ヘルメットは必須じゃないんだ。
ママチャリもいっぱい。

デンマークの国には高い山はなく、
ほとんどが平野。
自転車道があれば、
誰でも自転車に乗れるわけです。

山の国ノルウエーには、
雪道、坂道あり、
しかも車道を走るので、
ヘルメット必須、
ギア付きクロスタイプの自転車が
主流です。
見るからにアクティブ。

デンマークの地形に
自転車が合い、
環境にも人にも優しく
道路整備した本気に拍手です。

だけど、
自転車の駐車量も半端ない。



自転車の盗難は? 
一家に平均何台? 
家の自転車置き場はどうなっているの? 

すっかり「自転車」に
頭奪われた初日でした。


お土産は、かわいく。
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Airbnb予約受付、開始いたしました!

2024-07-16 | airbnb
先週来てくださっていた方、
ごめんなさいm(__)m
今日は、
先週の言い訳と、
先週出したかった投稿です。

「やっほー!間に合ったーー!」
先週、
うちの物件の情報公開手続きを完了。
晴れて、その翌日から旅行に出かけました。
旅行先から、
皆さんにお知らせするつもりで。

ところが、旅行先で確認しても、
うちの情報がありません。

いろいろ調べるうち、理由がわかりました。

私たちは、Airbnbに泊まった経験がないので、
客間の状態、設備、サービスなどについて、
よいアドバイス、
生きる感想が頂きたい。

そこで、
「最初の3件は、
 Airbnbに3回以上
 泊まった経験のある人に限る」
という設定にしました。

すると、
最初の3件の予約が入るまでは、
Airbnbに3回以上
泊まった経験のある人にだけ
うちの情報が届く。
そして、
3件の予約が入ると、
自動的に誰にでも
情報が届く。

そういう仕組みだそうです。

だから、私たちでさえ、
見ることができなかったわけです。

3件って・・・?
いつになることか・・・。

でも、家族にも、友人にも、
ブログの読者の皆さんにも
ずっと話してきたのです。
見てもらいたいではないですか。

しかし、Airbnbのことを
考え続ける私に、
相方さんはきっぱり。

「旅行中は、
 Airbnbのことを
 考えるのはやめよう」。
「そうだ…そうだ。
 旅行中は、休まなくちゃ」。
自分に言い聞かせます。

家に帰ってきたら、
相方さんは、
ちゃんと方法を見つけました。

ここを開いて見てください。



ただし、
Airbnbに
3回以上泊まったことのない方は、
予約ができません。
3件の予約が入ると、自動的に
誰でも予約できるようになります。

それだけ、ご了承くださいませ。

お待たせいたしました。 
応援いただいた方々、
心よりお礼申し上げます。

は~、すっきりしました~!

※今週中にもう一つ、
 旅行先のお話を投稿いたします。

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追われたお蔭で、ゆっくりハンバーガー

2024-07-01 | ノルウェーの生活
皆さん、3か月ぶりです。
早速「すぎなの風」に来て下さり、
ありがとうございます。
今日は、報告から始めますね。

この3か月の予定は...

airbnb の準備。
日本に帰ったら、
子ども孫、兄弟に会う。
日本に拠点を移すための手探り。
これだけは、やりたい。

あとは縁任せ。
友人と会ったり、
二人で旅行したり。

そんな、ゆっくりプランでした。

ところが、帰った翌日から、
想定外のことばかり。

私の日本の家が呼んでいるのではないか、
と思わずにはおれない展開。
あまりの速さとその内容に、
驚き感謝するばかりの毎日でした。

時間の限られた私たちに合わせて
力を貸してくださった皆さん
改めて、
お礼申し上げます。

結局、二人の旅行はせず、
Airbnbもストップしたまま。

でも、この時間のお蔭で、
日本に移住する方法
かなり見えてきました。

「もし、永住権が取れなくても、
 なんとかなる」
と、気も楽になりました。

トロムソで暮らす
新たなエネルギーと勇気も頂きました。

トロムソに帰れば、
「待ってたよ~!」と連日仕事。

「待ってくださる人がいる」。

どこにいても、
有難く身に染みます。

トロムソに住んで7年。
自分らしくなれてきたかな。
ノルウェー語にも
慣れてきた気がする。

ここでもう少し
人と共に、
人に喜んでもらえる仕事をさせてもらいたい。

永住権取得はきっかけ。
何のためでも、誰のためでもない、
自分のためなんだなあ。

スタートが遅れたairbnbは、
ただ今、追い込み中。
そこで、昨夜の夕飯は、
小屋まで行って、ハンバーガー。

なんで? どういうこと?

Airbnbにアップする写真を
撮るためです。

昨日は、庭仕事でくたくた。
普通なら私は行ってないー。
だけど、しゃーない。
頑張って行きました。

と言っても、7分くらい。
それも歩いてです。

市販のハンバーグ(まだ焼いてない)に、
レタス、キュウリ、トマト、パセリを
ケースに入れて、と。
火起こしに要るものは、
相方さんにお任せ。

さあ、出発!

うちを出るとすぐ、
林に続く道がある。



短距離なのに、気分は山歩き。






おー、
ラズベリーも、ブルーベリーも
小さな実の形をつけてきている。





あっと言う間に、この先に
広いHolt(農場)が見えてくる。



そして、ほら、山小屋。





このホルトの土地を借りて
沢山の人たちが畑をしています。
(うちも以前は借りていた。)

この景色を眺めながら、
ゆっくりと火を待つ。
じっくりと焼けるのを待つ。



これ、
相方さんお勧めの炭起こし道具。


さあ、焼けたら、挟むだけ。



これ、ほんと美味いんです!! 
ツーリストにもお勧めしたい。

Airbnbの準備に追われたお蔭で、
ゆっくりした時間を頂けました。

さあ、今日から、7月。
週一ブログ、
続けていきたいと思います。
また、宜しくお願いいたします。

ますます暑くなるでしょうが、
皆さん、機嫌よくいましょうね。


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ケーブルカーで一緒に上ってみましょう。

2024-04-08 | トロムソの観光
私たち、Påskeferie(イースターのお休み)も
新しい仕事の準備をしていました。
夏から
家の一部を貸し出そうとしているんです。
ホテルより うんとお安く。
そう、Airbnb です。

この部屋は、私が来た時は、
聞くのも恐ろしい「開かずの間」。
相方さんが時間をかけて積み上げた埃と共に
物置き場と化していました。

それを人が集まる場にしようと、
一念発起して、物を処分。
自分たちで床も張り替え、大改造。

日本人で集まったり、
音楽会をしたこともありました。
家族や友人が泊まってもくれました。
コロナ期は、相方さんの仕事場に。

今は、
私の体を助ける仕事なろうとしています。

この部屋、
キッチンはない、
トイレ、シャワーは
離れているんですよ。

それでも、Airbnb の経験者から
具体的なアドバイスをもらい、
「やってみるか!」となりました。

最小限の経費で、
使いやすく、心地よく。

ある物、ない知恵絞り切って、
「これなら、いけそう」
というところまで、ようやくきました。
(まだまだ途中ですけど)

うちは、バス停まで徒歩1分
最近、そのバスが、なんと
空港行きに変わりました。
乗り換えなしで空港から15分
町まで10分

便利でしょ?

ケーブルカーにもバスで20分です。

皆さん、今日は、ご一緒に
ケーブルカーで上ってみましょう。



ここがケーブルカー乗り場。
頂上まで ほんのちょっと。
チケット代は、片道270kr。
往復なら、540kr。
たっかーーー!!‼
しかし、
雪道、氷道を徒歩で行こうとして
ヘリコプターに助けられたツーリストが
何人いることか!



来た来た。

3月31日 15:44。
まだまだ太陽は低く輝いています。
この影の長さよ。

約5分で到着です。(はやっ)



地元の人は、
散歩で上ってきます。
もち、私にはできません(#^.^#)



標高425m。
それでも、雲を 雲の影を
見下ろせます。



トロムソの象徴的山
Tromsdalstinden (トロムスダールスティンデン)が
すぐそこに。
今日は、プロが撮影しているようです。



ここからは、足で上りますよ。
(上らなくてもいいんですけど)
これが、天候によって、
天国にもなれば、
スリルにもなる。



そこから斜面側にいくと・・・・
天気が良くても、かなりのスリル。
柵というものは、一切ありません。
が、転落の話も聞いたことがありません。
怖くて、近寄らないのでしょう。
柵がないお陰(?)
しかし、私たちは、ここを歩きました。
絶景です!



トロムソ島も一望できます!
周りの山々が青い海に白く浮き上がり
輝いています。
このような山々に囲まれて、
トロムソ島は守られているのです。



この小さな島・Håkøya(ホーコイヤ)は、
うちから見えています。
反対に Håkøyaから、うちも見えます。
小さくても自然に恵まれた島。
しかし、第二次大戦時の、
ドイツ軍艦が沈んだ跡も残る島です。



よーく見ると
真っ白な部分があるでしょ。
これは、
Prestvannet(プレストバーンネ)という湖。
うちから歩いて、20分。
スキーでも、徒歩でも 
凍った湖のど真ん中を横断するのは、
なかなか爽快です。

そして、
この季節、もう一つの楽しみ。
まだ見れるか、これが最後か、
とドキドキする。

日に日に時間を延ばして
明るくさす陽の光に
かき消されることなく
現れるその光。

より尊く感じるものです。

この日は
動きも速く、
かなり強かったようです。

そうだ!
写真の前にお知らせです。

ブログ・すぎなの風は、
4月から6月、お休みいたします。

次回は、7月第一週目になります。

皆さん、機嫌よくいましょうね。

今日も最後まで読んで下さって
ありがとうございました。


2024.4.4.21:19


2024.4.4.22:19


2024.4.4.22:26
※ 写真は、3枚とも うちのベランダからです。
コメント (4)
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ふりだしから コロコロ、ポツポツ。

2024-03-19 | ノルウェーの生活
皆さん、体のことを
心配して頂きまして、
ありがとうございました。

早寝早起きに切り替え、
元気にしています。

「保育園はきついよ。
 よかった、よかった」と、
皆からは
逆に安心されています。

EDELでは、
3月に入った途端、
毎日出勤になるわ、
8月までの予定も入るわ、
しっかり働かせてもらっています。
本当に有難いことです。

さらに、今年は
例年と全く違う
3月。

何がって、
一度もスキーに行ってない!

ひざを痛めた年以外、
私たちはほぼ毎週、
スキーをしていたのに。

じゃあ、何しているの?

新しい仕事の準備です。

新しい仕事って?

それは、まだ内緒です。
見通しが立ってきたら、
お知らせしますね。
(にひゃ)




来週は、イースター
(ここではPåske・ポースケ)で、
学校も仕事も休みになります。

Påskeの意味は、
「再生・よみがえり」。
「にわとり、ひよこ、たまご」
「黄色」が
あちこちで目につきます。

「この黄色、ここでは、
 太陽の輝きの意味もあるさ」
って思ってます、私は。

白夜に近づくと、
オーロラは見えなくなりますが、
まだツーリストは沢山です。

「Påskeが来るわね」と
ニコニコとグッズを
眺めるEDELのお客さん。

「なんてかわいいの」と、
飾りだけでなく、
小さなひよこや鶏の
エッグスタンド、
塩コショウのツボ、
テーブルクロスなど、
生活用品が売れていきます。

もちろん、使い古されたものです。

「こういう風景、
 日本ではないよなあ」
と思いつつ、
お客さんと一緒に
ニコニコしている私です。



この鶏、ぜんまい仕掛け。
歩きながら、餌をつつくんです(笑)


サイコロコロコロ・・・
「永住権ゲットすごろく」。

ぼちぼちですが、
「ふりだし」から、
前に進んでいます。

今年は、萌黄色と緑が
集まってきました。
春色だあ!
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巣立ち見送る この不思議

2024-03-11 | ノルウェーから
受験、卒業と、
何やら、ざわざわする時期ですねえ。

先週、我が家でも、
12月から下宿していた子が
巣立っていきました。
いや、日本に帰っただけなのですが。

昨年8月、
以前トロムソに旅行に来て
カフェで出逢った日本人女性から、
メールがありました。

「こういうお嬢さんがトロムソに行くので、
 晴子さんを紹介してもいいですか?」。

それで、トロムソに来て一週間という
本人に会いました。

日本の音楽大学の博士課程の学生で、
自分の研究のために来たと言います。

「提携校の留学生」というのは、
守られているものです。

でも、彼女の学校は、
トロムソ大学と提携がなく、
全く状況が違いました。

自分であちこち交渉し、
「学生」ではなく、
「お金を持ち合わせているリサーチャー
(ノルウェーで収入を得る必要はない)」

というポジションで、
ついに音楽院に
自分の研究場所を確保しました。

生活費、活動費、旅費など
全て自費

実際には、日本でバイトして
授業料も自分で払う学生です。

でも、
それしか方法がなかったのです。

ここに至るまでのプロセスだけでも、
私には初耳だらけで、
その心意気に感心しました。

しかし、「大学」という後ろ盾がないなど、
リサーチは難航。
音楽院では同志もおらず、
人との関りはなく、
トロムソの家賃、物価は高く、
精神的にかなりきつくなっていました。

そこで、
極夜を機に、彼女は、
うちに引っ越してくることになりました。

ご飯の作り方を教えてほしいとのこと。
夕食は3人で作って食べて、
食器洗いも協働。

「前、失礼しまぁす!」
なんてバイト用語が飛び交う。

そうそう、リクエストで和食も増えたなあ。
夜の散歩を一緒にしたり、
マンネリ化した私たちには、
いい刺激。
いろんな話をし、
いっぱい泣いて笑って、
時には、お互い謝りもした。

ノルウェーで、
「リラックスした暮らし」を 
彼女は初めて知ったと言います。

私たちは、ほぼ定刻に帰ってきて、
夫婦で料理して、食べる。
パンやケーキも手作り。
外を歩けば、景色は美しく治安もいい。
お化粧やお洒落をしてなくても、
誰も何も言わない。

私たちが心がけたのは、
彼女が
「安心」できること。

問題や彼女の変化に合わせて、
ルールを相談しながら変えていきました。

彼女は、私たちがしたことを
「子育て」と言ってくれます。
有難いことです。

私たちも、若者の視点、現実を知ったり、
私たちの暮らし方を
見直すきっかけにもなりました。

この時間の中で、彼女は、
人生の大きな決心をしました。

私たちは、そんな貴重なときを
一緒に過ごさせてもらったのです。

実に、人の巡り合わせとは、
不思議なものですねえ。

それにしても、
このような
意志ある学生を支援するシステムは、
他にないのでしょうか?

日本の問題なのか? 
ノルウェーの問題なのか?

とにかく、彼女が、ここでできることはやり切り、
元気に日本に帰ることができた。

彼氏と二人でくれた電話の後、
安堵して涙した私たちでした。


最後の夜、ベランダで。
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