先週、私にびっくりニュース、いいえ、プレゼントがありました。
先回ニッセに触れましたが、Julの時期、
ノルウエーのあちこちで聞かれるニッセの曲があります。
その「På Loven Sitter Nissen」が、日本で、
手回しオルガンで演奏されたのです。
まずは、どうぞお聞きください。
https://youtu.be/xglz0cDuIrs
演奏者は、小嶋佑樹(Koji Koji Moheji)さん。
(「佑樹さん」と呼ばせていただきます。)
いかがでしたか?
それにしても・・・
これが、どうしてびっくり!なのか?
【その1】昨年の「あれ」が、こうなったの?
昨年、ノルウエーの曲に関心があるハーピスト奈未さんに、
私はJulの歌を何曲かお送りしました。
奈未さんが気になったのが、この曲。
そこで、歌詞も訳してお渡しました。
今年、奈未さんが歌会で使ってくださったのは聞いていましたが、
さらに奈未さんは、佑樹さんにこの曲をリクエストして下さっていたのです。
それも、私の歌詞と共に。
【その2】この一曲に隠れている作業たるや!
手回しオルガンは、「ブック(沢山の穴が開いている厚紙)」が命。
佑樹さんは、厚紙を購入し、カッターとノミを使って、
このブックを手作りされるのです。
そのアレンジも耳コピ、または独自で。
その手間たるや。想像しただけでも、気が遠くなります。
【その3】いきなり、どこでも誰でも聞いてもらえるようになった!
この12月佑樹さんは、ご自身のコンサートでこの曲を演奏され、
それを撮った奈未さんの動画をユーチューブにアップして下さました。
それで、皆さんにも聞いていただけたのです。
【その4】ガイタ・ガレガ奏者であり、パフォーマーでもあった!
実は、佑樹さんは、手回しオルガン奏者だけではありません。
ガイタ・ガレガとは、スペインのバグパイプ。
日本で唯一のプロ奏者なのだそうです。
さらに、ディアボロというコマを操ってパフォーマンスもされます。
佑樹さんの「På Loven Sitter Nissen」を初めて聞いたとき、
「ノルウェーを超えた!」と私は思いました。
手回しオルガンの音色、間合、リズム、遊び心のある仕上がりには、
佑樹さんのこんな素晴らしい背景が現れていたのですね。
詳しくは佑樹さんのHPをご覧ください。
http://www.kojikojimoheji.com/cn5/pg19.html
この動画でノルウエー人にも聞いてもらっていますが、
皆さん、まず驚いてから、笑顔になって言ってくれます。
「Fantastisk!」
「På Loven Sitter Nissen」と「手回しオルガン」が繋がる奈未さんの感性と行動力、
大変な作業を快く引き受け行動の早い佑樹さん。
お二人に心より感謝申し上げます。
人に繋がると、一人ではあり得ない、
想像を超えるこんな素敵なことが起こるんですねえ。
というわけで、私に勇気と希望を与えてくれた
今年一番のびっくり!でした。
皆さんにもこのノルウエーの曲を
手回しオルガンで楽しんでいただけたら、幸いです。
※曲の雰囲気を知っていただければ、と私の歌詞を下につけておきますね。
どうぞ、皆さま、よき年の瀬をお迎えくださいませ。
☆GOD JUL☆
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小屋の中、ニッセがすわってるよ。
そばには、Julポリッジ。
あまくて、おいしいそう。あまくて、おいしそう。
うんうん、ニコニコ、しあわせだ。
うんうん、ニコニコ、しあわせだ。
さあ、ポリッジを食べよう。
ところが、小さなネズミが立っている。
ニッセの周りにね。
じっと、じーっと見ている。
Julのスウィーツをちょっぴりほしいんだね。
ニッセの周りを輪になっておどるよ、おどる。
ところが、ニッセは大きなしゃもじで追い払うんだ。
「やめてくれ!どっかへいってくれ!
ぼくのポリッジは、ぼくが一人で食べるんだから。
だれにも、わけてやらないんだから。だれにもね」。
ところが、ネズミたちは、ジャンプして踊るんだ。
おどるよ、おどる!
そして、ダンスを止めて
ポリッジをとろうと手を伸ばすんだ。
輪になって、ニッセにだんだん近づいてくる。
ところが、ニッセはちょっぴり短気
ぴょんとはねて言ったんだ。
「きみたちが、やめないのなら、
ぼくは、ねこをつかまえる!
今、ねこがこっちにくるぞ。
すぐにやめるんだ!」
ねずみたちは、こわがって
走るよ、走る、走りまわる!
ときどき踊って
1,2,3!
どっかにきえちゃった。 ( 訳:Tor & Haru )