2009年4月2日(木)より
縁側の日
月に一度
中道和久さんをお招きして開いています。
認知症に関心のある人、
どなたでもどうぞ!
5月は、7日(木)10:30~12:00
今日の参加者は、中道さんを入れて5人と、いつもより少人数。
4月の法改正によってケアマネージャーさんたちは、大忙しだそうです。
利用者の私たちは、ついつい「法」のことは、お任せになりがちで・・ごめんなさい!
さてさて、この日は、初めて参加された方がありました。
●お父さんとデート!
「母が認知症なんですが、デーサービスに全然行きたがらないので、家にずっといます。
すると、ずっと一緒にいる父にストレスがたまってくるんです。
だから、なんとかデーサービスに行ってほしいのですが・・・・」
という話でした。
そこで、いろいろ皆で考えていたのですが、
最後に、
お母さんよりも
お父さんを外に連れ出すことを考えたらどうだろう、
ということになりました。
介護をしているときは、まず本人のことを考えますよね。
でも、一番近くにいる人のストレスは相当なものです。
そして、そのストレスを抱えたままでいると、
そのストレスが本人に向けられることは、多々あります。
ですから、一番そばにいる人のことを考えるのは、
結局は本人のことを考えることになるのですね。
お母さんが外に出たがらないのなら、
ヘルパーさんに家に来てもらって、
その間に娘さんがお父さんを外に連れ出して、
ストレス発散させてあげる。
「お父さんとデート作戦」というのは、どうでしょう?
お父さんの違う一面を発見するかもしれませんしね。
そのうちお母さんもうらやましがって、外に出たがるようになっちゃうかも・・・!
●ケアマネージャーを替えてもいいの?
ケアマネージャーさんとどうやったら、うまくいくのだろう?
このことで悩む人は、結構いらっしゃるようです。
ところで、ケアマネージャーさんって、
「替えてもいい」ってご存知でしたか?
「えっ、替えることができるんですか?」
とその方も驚かれていました。
ただ、どうやって、誰に替えたらいいんだろう?
そこが、難しいのだと思います。
「縁側の日」であれば、中道さんがいろいろ紹介してくださいます。
それもこの会のありがたいところです。
●「ちょっと、きつい」で、前頭葉は活性化する。
この日、中道さんが読み合わせ用に持ってきてくださったのは、
「ウォーキング」について。
歩くことが、脳にもいいということは、ご存知ですよね。
でも、今日は、私には初耳情報がありました。
歩き出して、気持ちいい!
こういうときには、前頭葉は動き出すどころか、
低下しているのだそうです。
ちょっと、きつい!
このとき、前頭葉は動き出すのだそうです。
「えーっ、じゃあ、ちょっと歩くだけでは駄目なの?」
それが、そうでもないのです!
前頭葉が低下すると、脳はリラックスした状態になり、海馬は活発になるんですって。
だから、散歩中にいいアイデアが浮かんだりするんですね。
では、では・・・
海馬も前頭葉も両方を働かせるには!?
普通に歩き始める。⇒ 体がほぐれてきたら、ちょっときついと思うくらい速めに歩く。⇒ また普通の速さで歩く。
というように歩く速さを「普通⇒速め⇒普通」と3分ごと、10分ごとというように交互に組み合わせるんですって!
なるほど~!
これは、短時間しか歩けない人でも効果があって、よさそうです。
どうぞお試しくださいませ。
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外に出てくれないなら、こっちが出ちゃおう!
同じケアマネージャーさんに執着しない。
歩き方の速さを変える。
「変える・固執しない」で、
頭が柔軟でおれる。
すると、対策も出るんですね。
家族の「認知症」によって、
実は、周りの者が、頭を鍛えられるんですねえ~!
ありがたいことです、はい!