すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

存在、すなわち愛

2011-10-08 | 素老日誌

10月07日(金)より

今日、カンファレンスが持たれた。

ケアマネージャー、
看護士長、
メディカルソーシャルワーカー、
兄夫妻、
私の6人。

母の現状を確認し、今後を決めた。

母は、兄の家で看てもらえることになった。

よくぞ決心してくれたと、兄、義姉に感謝する。

私や兄夫妻の気持ちも汲んで力を貸してくださる。

いかに頼もしい人たちに恵まれていたことか。

あらためて、しみてくる。

 

病室の母に報告する。

「お母さん、
今度はお兄ちゃんの家で暮らせることになったよ。
よかったなあ。

お母さんは、ほんとに幸せ者やなあ。

子育て、大成功!
人生大成就や!

お母さん、頑張ってきてよかったなあ」。

すると、
もう言葉を発することはないのかと思っていた母の口が開いた。

「う・れ・し・い」。

 

どんな状態になったって、
最期まで、
親は親であり、人は人なんだ。

また一つ、母は教えてくれた。

母といると、
「これを言葉でどう表現したものか」
と思う心境・空間・時間に出くわすことがよくある。

どんなに頭を思い巡らしても
私の乏しいストックに見つけることはできない。

あえて言うなら・・・

「存在、すなわち愛」・・・だろうか。

 

 

 

コメント
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