●10月07日(金)より
今日、カンファレンスが持たれた。
ケアマネージャー、
看護士長、
メディカルソーシャルワーカー、
兄夫妻、
私の6人。
母の現状を確認し、今後を決めた。
母は、兄の家で看てもらえることになった。
よくぞ決心してくれたと、兄、義姉に感謝する。
私や兄夫妻の気持ちも汲んで力を貸してくださる。
いかに頼もしい人たちに恵まれていたことか。
あらためて、しみてくる。
病室の母に報告する。
「お母さん、
今度はお兄ちゃんの家で暮らせることになったよ。
よかったなあ。
お母さんは、ほんとに幸せ者やなあ。
子育て、大成功!
人生大成就や!
お母さん、頑張ってきてよかったなあ」。
すると、
もう言葉を発することはないのかと思っていた母の口が開いた。
「う・れ・し・い」。
どんな状態になったって、
最期まで、
親は親であり、人は人なんだ。
また一つ、母は教えてくれた。
母といると、
「これを言葉でどう表現したものか」
と思う心境・空間・時間に出くわすことがよくある。
どんなに頭を思い巡らしても
私の乏しいストックに見つけることはできない。
あえて言うなら・・・
「存在、すなわち愛」・・・だろうか。