「白夜」と聞くと、
皆さん、白んだ夜を想像されるのではないでしょうか?
でも、ここは「北欧」と言えど、北極圏。
24時間太陽が地平線の上にあって、
沈まない現象が起こるのです。
「白んだ夜」よりも、もっと明るくカラッとしています。
● 庭仕事は、夜に!
ここの6月は園芸の時期。
町の広場やスーパーの駐車場には
この時季だけ「花の苗屋さん」が現れます。
「待っていました!」とばかり人が集まってきます。
春を告げる花の少なさが、淋しくてたまらん!
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と思っていましたが、花屋さんによっては、
冬を越す花も沢山並んでいるのです。これ、ほんと迷うんですよ。
選りに選りまくって、
少しずつ冬を越す花をうちの庭に増やしています。雪解けと同時に芽を出し、じわじわと伸び、葉を広げ、花をつける。
これは、なんとも愛おしい。
ちなみに庭の手入れをするのは、夜6時以降。
仕事も夕食も終えて、もうひと働き。
これは、うちだけでないですよ。沈まない太陽の穏やかな日差しに包まれて、
心地よくてついつい時間を忘れてしまいます。● 子どもを守るための「焚火」
日本にいた時は、あまり意識していなかった「夏至」。
ここでは、とっても大切な時期なのです。
長い冬が過ぎやっと雪が解けて、緑がどんどん増えて、わあ、生き返る~!
そんな気分になるのですが、「夏至」は折り返し地点。
日がまた短くなっていくのですから。ここでは、夏至にSankthansbål(サンクトハンスボル)と言って、
火を焚く習慣が地区によっては残っています。夏至という端境期、
この隙間から、人間を怖がらせる妖精たちが、
別の世界に出てくる。焚火が、この妖精たちから子どもたちを守る。
そう言われています。夏至を超えたとはいえ、花の時期は、まだまだこれから。
しかし、確実にこの心地よさが短くなっていくのもよくわかります。今しかできないことを、大事にしたい。
と言う訳で、
「ハープのサマースクール」にアイルランドまで行ってきます。今度の投稿は、7月4週目になります。
どうぞお楽しみに! -
昨年小さな苗で頂いたバルムエソステル(ヒマラヤ生まれ)。花がついた!
※ 今回、編集機能の調子が悪くて、読みにくかったと思います。どうぞお許しください。