すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

夏日記録更新中の山歩きより

2024-08-12 | ノルウェーの生活
暑い上に、
台風、地震と気がかりが多い時、
来て下さって、
ありがとうございます。

今朝の娘とのメール。

娘:今日は、休日よ。 
私:え、何の日? 
娘:山の日の振り替え。

山の日? しかも休日? 
いつから? 
この猛暑季に? 

ともあれ、海の話か、山の話かと、
ちょうど迷っていたので、
山に行ったお話をいたします。

ただ今、トロムソは、
気温20度以上の夏日が、
30日続いています。
50年ぶり、記録更新中なんです。
(ここは北極圏です、あしからず。)

こんな年の山は、どんなでしょう?

行き慣れた山があるって
 いいものだ.

山までトロムソから
車で50分ほど。

フィヨルド沿いを走るのは、
何回走っても気持ちがいい。



この日歩く山は、
下る時、膝が気になる私には、
もってこいの低い山。

何度も来ているので、
安心感もある。
こういう山があるって、
いいものです。



山を下りてくる家族。
「楽しかった~!」と子どもたち。

「山で寝る」。
キャンプ場でなく、
気軽にできるのが、
本当に羨ましい。

一方、
おばちゃん、おじちゃんは、
身軽な上に、
すぐ休憩するのです。



湿原、ベックが枯れている。

あ、Molte(モルテ)だ!
モルテはもう終わった
と聞いていたので、
チョッピリでも、嬉しい!



しかし、湿原のはずなのに
水が干しているではないですか。



モルテは湿地に生える。
ブルーベリーもその周辺を好む。
ブルーベリーも少ないようだ。



来た来た、
この湖が小さいけど、美しい。

しかし、ここの水も少ない。
いつもなら山から流れている
ベックがない。
枯れているんだ。

普段なら水面下の石が
姿を現しているので、
降りてみました。



水は、
生ぬるくもなく、冷たすぎず。
(水着持ってきたらよかった!)



●ひんやりhyttaに 癒される


モルテ、ブルーベリー ちゃんと摘んでます!

無事、斜面を降りてくると、
hytta(ヒュッタ・山小屋)がある。







ここは入ったことがなかったけど、
入ってみると、ひんやり。
思いがけず、ほっとしました。








そこに友人が言いました。

「想像してみて。
雪の中、山を越えてきて、
このhyttaを見つけたら、
どう?」

氷の下には水があり、
小屋には薪もストーブもある。
生き返るよなあ。
安心して眠っちゃうよなあ。

この小屋は、
有志で作られたものだそうです。
山小屋は愛だわ。

 日常的に来て、日常を忘れる

もう少し歩くと、
こんな大きなテーブルとベンチ。



「12月にここにスキーで来て、
 火を灯して
 ココアとか飲んだら、どう?」
なんて、私が言うと、
「いいねえ、やろう!」

私は思いつきで言ったんけどな。
彼女は本気?
だと思います。(えーっ?)

日常的に来て、
日常を忘れるところ。

それが、ノルウエー人にとっての
「山」なんじゃないかなあ。

最近、私はそう思います。

「山の日」、
皆さん、
いかがお過ごしでしたか?

コメント (2)
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