すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

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北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

友だちが多いと安心、一人は心配?

2008-07-12 | おむすびティータイム

6月19日(木)より


今日は、おむすびティータイム

参加者11人。

●友だちがいない。どうしたらいい?

今日は、こんな質問がありました。

「うちの息子は、幼稚園で、友だちがいないらしいんです。                   親として、どうかかわったらいいか。                               皆さんの意見をお聞ききしたいと思いまして・・・」。

「子どもに友だちがいない」と悩んだことのある方が、ほとんどでした。

参加者の皆さんの声は・・・


小さい頃はずい分心配しました。今年大学生になって下宿したんですけど、サークルに入ったりして楽しくやっています。成長とともに変わってくるから、あせらなくていいと思いますよ。

たくさんの子と仲良くするのは苦手みたい。でも、一人気の合う子ができたら、よくしゃべるし、よく遊ぶ。この子は、そういうつき合い方をする子なんだな、と思えるようになりました。

うちの子は、中学になって友だちとの関係に悩むようになりました。もともと他人に関心の薄い子だったのに、私が、「何とか友だちを作れるように」と一生懸命お膳立てをしてきたんです。子どもは子どもで、なんとかお母さんを喜ばせようと無理をしてきたのかもしれません。それが、しんどくなってきたのでしょうか。今は、親の価値観を押し付けてしまったんだなと、私が反省しています。

小学校の頃は、友だちがいなかったんですけど、中学ではできました。でも、休日は、友達と遊びません。楽しんだけれど、疲れるので、休みがいるのだそうです。それはそれで、いいのかなと思うようになりました。

うちの子は、自分一人で行動したいので、放っておいてほしいのですって。でも、「寂しいだろう」と友だちが、いつも誘ってくれるらしいんです。そう言ってくれる子がいるから、「一人でもいい」なんて言ってられるのかもしれませんが・・・。

引っ越してきたばかり。「お母さん友だちできた? 友だちのお母さん紹介してあげようか」なんて、私の方が子どもに心配されちゃって・・・でも、片づけたいし、引越しの疲れで、まだ家でゆっくりしていたいんですよね

*** * ********** * ******* * 

●子どもの世界は不思議 

子どもって、

昨日まで仲良くしていたと思ったら、今日はけんかしていたり、

逆にあんなにいじめられていたのに、いっしょに遊んでいたり、

結構残酷だな、と思えば、寛大なのか・・・

大人から見たら、不思議なことありませんか? 


愚痴は聞いてあげて、そっと見守るっていうこともいるんだなあ。

と私は、思います。


●人生、友だち探しかな?

人生これで決まるわけじゃない。                              友だちだって、まだまだこれから出会うわよ。
少々ひとりの時期があっても、それはそれでいいじゃない。
「一人でいる」って経験も悪いことばっかりじゃないと思うよ。              たまたま気の合う友だちががいないのかもしれないし・・・                       人生、「友だち探し」ってとこもあるし。

娘が小学校4年生のとき。
友だちのことで悩んでいた娘に                               私は、そんな話をしたのを思い出しました。


あの頃は、そうは言っても、自分に言い聞かせているようでもありました。      今は、もう少し心からそう言える気がします。

大人になった今でも、同じような気持ち味わうこと、ありますもの。


皆さんはいかがですか?

 

 ★★感想から★★

心配するのが親の仕事かもしれない。でも、心配しすぎるとあまり良いことはない。心配しすぎるあまり、親自身がプチうつになったり、こどもをせめることになったりする。そこそこ心配しながらも「この子はこういう子なんだ」と思うこと。自分も子どもも信じること。(Sさん)

親自身の友だち、それぞれ人によって、相手ととりたい距離も関係も様々なのに、つい、自分の感覚で、子どもの友だち関係も見てしまっていたかなあ~と思いました。離れていても友だちって思える人は、自分にはどれくらいいるのかなあ~。

どんな人が、本当の友だち? 子どもとも話してみたいなと思いました。(Mさん)

息子が、多くの友だちがいなくても気にならない。これって、ひょっとしたら、私も同じかもしれない。友だちとわいわいやるのは、楽しくて好きだけど、一人でも時には平気。一人旅もしたし、幼稚園の友だちと年賀状のやり取りはしている。いい加減な距離を保っている。そんな友だちは何人もいる。ただし、相手も私を友だちと思ってくれているかどうか・・・?                                    「本当の友だち」。これは、奥が深く、一生の課題です。(Tさん))

①友だちがすぐできるし、いつも友だちと行動できる子 ②自分がなかなか出せずに、ゆっくり時間をかけないと友だちが作れない子 ③友だちがいなくても、一人であっても苦にならない子・・・・いろいろなタイプ、性格の子がいる。でも、親としては、たくさんの友だちがいて、いい友情関係があれば、安心してしまうところがある。子どもにとっては、自分の気持ちと親の願いが違うと負担に感じて、押し付けられているような気持ちになる。親はアドバイスはできても、子どもは子ども本人ではないから、友だちの作り方、関り方も感じ方も違う。だから、自分の考え方を持って、経験することがすごく大事なのかなと思う。自分の考えを持って、人のせいにしない子になってほしいと思います。(Yさん)

 子どもの思いを汲み取ることが大切だとしたら、 やはり、目の前にいるわが子をよく見ることからですねえ。(0さん)                    

子育て中もいろいろな悩みがありましたが、振り返ってみると、ささいなことで、悩んでいた自分がおかしく思えます。愚痴や悩みを自分の中に抱え込まず、他の人に聞いてもらったり、相談した方がいいと思います。胸の中のもやもやを出すことによって、よりよく生きれると思います。皆が語り合う場があることが大切ではないでしょうか。(Wさん)

親は親の価値観があり、子どもには子どもの考え、子どもの世界がある。お互いに主張しあいながら、追突しあいながら、成長していくんだなあって思いました。(Kさん) 

コメント
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