7イレブンで恵方巻のパンフレット(予約申込書)を手渡された。記載されている具材の説明を読むと、それぞれ曰く因縁があるようだ。
蓮根:たくさんの穴が「先を見通す」ということで、明るい未来の象徴
穴子:身の長い穴子は永続を象徴し、健康長寿の縁起物
おぼろ:入っている海老は腰を曲げた姿から、長寿を保つ老人を連想
厚焼き玉子:黄色は黄金に通じ、金運上昇の縁起物
きゅうり:「きゅうり」は九利に通じ、利益が増える縁起物
よくまぁ、こじつけたものだ。そして、誰がどうやって決めるのか知らないが、今年の恵方は南南東だという。日本人がこぞって節分の晩に南南東の方角を向いて恵方巻を頬ばるとは、なんとユーモラスな光景であることよ。
恵方巻だけではディナーとしてはいささか物足りないということか、いわしつみれ汁、いわし生姜煮、ざる蕎麦、茶碗蒸しなどのサイドメニューも揃っている。おまけに、豆大福、苺のロールケーキ、チョコバナナ・クレープなどのデザートまで…。
ということは7イレブンだけでなく、他のコンビニやスーパーマーケットも同様かなと、ネットで調べたら案の定だった。松の内が明けると同時に、各社一斉に恵方巻キャンペーンを開始したらしい。
いつのまにか、恵方巻はクリスマスケーキ並みのイベント商品に成長した。それはいいとして、皆さん豆まきはやるのかね。