頑固爺の言いたい放題

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朝日は親韓新聞

2018-01-13 12:50:35 | メモ帳

夕食時、ワインを飲みながらの妻との会話。

「文在寅は慰安婦合意に従うと言いながら、ごちゃごちゃ注文を付けた。一つは日本が出資した10憶円を韓国が肩代わりする、もう一つは元慰安婦に誠意をこめて謝罪せよ。往生際の悪い男だね。読売の社説は文を批判しているけど、当然だな」

「ことによったら、朝日新聞は安倍首相が謝罪の手紙を書けと主張するのではないかしら」

「いくら朝日でもそうは言わないだろう」

「わかんないわよ。朝日新聞がどう報じているか調べてみてよ」

ということで、1月10日付けの朝日新聞を調べてみた。すると、社説の中に次の文言があった。

・・・日本側も「1ミリたりとも合意を動かす考えはない(菅官房長官)」と硬直姿勢をとるのは建設的ではない。アジア女性基金では歴代の首相が元慰安婦におわびの手紙を送ってきた。韓国側から言われるまでもなく、合意を守るためにその範囲内でできる前向きな選択肢を考えるのは当然だ。・・・

この論者は「歴代の首相がお詫びの手紙を書いたのだから、その慣例にしたがって安倍首相も詫び状を書け」と言っているわけだが、それでは次の首相も同じことを要求されるだろう。永久に詫び続けることにならぬよう「不可逆的」という外交文書としては異例の表現を使ったはずだが、この論者は「日本は何遍でも謝るべきだ」と主張しているのである。

妻の言った通りだった。これではまるきり韓国の新聞の社説だ。朝日がこれほど親韓だとは知らなかった。

慰安婦合意に反対しているのは、韓国の世論というより慰安婦支援団体(挺対協)である。慰安婦問題が解決すると彼らの存在意義がなくなるから、条件如何にかかわらず慰安婦合意に反対なんだと思う。文大統領とて安倍首相が謝罪状を書くとは期待しておらず、謝罪状の部分は国内向けメッセージだと想像する。この論者はそれがわかっているのか。

その社説のタイトルは「合意の意義を見失うな」とある。内容を読むと「合意の核心は、元慰安婦の心の傷を両政府の協力でいかに癒してやるか、にあったはずだ」とあり、この部分が彼の言う“合意の意義”らしい。“心の傷”(があるとするなら、それは)言外に“拉致”が前提になっており、朝日が“拉致”という誤りの情報を報道したからこういう事態になったのではなかったか。よくまぁシャーシャーと言えるものだ。

この合意の意義は、終止符を打つということにある。“合意の意義を見失うな”はそのまま朝日にお返ししたい。