頑固爺の言いたい放題

森羅万象なんでもござれ、面白い話題を拾ってレポートします。

(続)産業遺産登録センターを批判する日本人

2020-08-19 11:34:22 | メモ帳

8月10日の投稿「世界遺産登録センターを批判する日本人」に対してのコメントが12件(爺の返事を含む)になった。さらに、ついで「世界史好き」殿からコメントを頂戴し、爺のメール受信欄で拝読したが、なぜかコメント欄には掲載されていないことに気づいた。

「世界史好き」殿のコメントがネットに掲載されない理由は、コメント件数(または総volume) が一定限度を超えたことで、ブログのOperator が勝手に保留扱いにしたと推測する*。ついては、同氏のコメントをここに転載し(Quote からUnquoteまでの赤字)、さらに爺の意見をその下に記す次第である。

Quote

それ程までに言われるのなら、前言を取り消し、事実のみをas it isに下記します。

=引用始=

2015年7月6日、ユネスコの第39回世界遺産委員会で、岸田外相等と連携を取りつつ、

佐藤ユネスコ大使は、Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions. と、韓国代表側の求める言葉( forced labor)を一段和らげた形ながら、その趣旨を大幅に取り入れて譲歩、「この犠牲者のことを忘れないようにする情報センターの設置など、適切な措置を取る用意がある」などと述べ、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界遺産への登録が全会一致で決定された。

=引用終=

念のために言いますが、本件と1965年の日韓条約で解決済の「徴用工への補償問題」とは全く別物です。

時の安倍政権の最終決定事項に基づく、ユネスコ大使の発言を「アホな御仁」と一刀両断に斬り捨てる爺さんのコメントを支離滅裂と表現した訳です。

「情報戦に負けた」のではなく、世界遺産への登録の際に公言した約束を守っていないのは日本ではないですかと言う、極めてsimpleな話です。

これは自虐史観とは無縁な歴史的事実だからこそ、その様な表現をしたのではないでしょうか。まさか世界遺産への登録が当時、事実を捻じ曲げ、韓国の言い分に屈してまでも達成すべき喫緊の最重要課題であったとはとても思えません。

これでお分かり頂けたと思います。

Unquote

上記の「世界史好き」様のご意見に対する爺の意見は次の通り。

貴殿のご意見は十分理解しました。お蔭様で、私のこれまでの理解が正しかったことを再認識することができました。貴殿のご親切に厚く御礼申し上げます。

私は8月10日に投稿したコメントに、“Were forced to workという表現を認めたことが(この産業遺産登録申請過程における日本の)最大の失策だった”と述べ、さらに当時の日本における「徴用」に対する雰囲気を説明しました(当時、爺は小学生だったが、雰囲気は理解していた)。

ところが、はからずも貴殿もこの件を提起しました。政府がこんなアホな妥協をしたために韓国が「産業遺産登録センターの展示は適切ではない」と抗議するのは当然です。

従って、日本政府は「半島人を不当に差別し、虐待した」という具体的証拠を見つけて、産業遺産登録センターの展示物に加えるべきです。もし、そんな証拠が見つからなければ、韓国に協力を要請したらどうか。(但し、私はそんな事実はなかったと考えています)

蛇足ですが、「最大の失策」とは、事実ではないことを認めたという意味です。換言すれば、産業遺産登録をなんとかして実現したい日本が妥協した、ということです。

                                    以上

*(注)数週間前、草莽崛起殿のコメントがアップされないことがあった。コメントがアップされない理由は、コメントの総volumeであると思うが、正直なところよくわからない。いずれにせよ、コメントがアップされない場合は、今回と同様に、本文に転載するので予めご了承乞う。