ここ湯河原では、ワクチン接種の予約に電話とネットを併用している。電話は運次第だが、ネット予約は入力速度の競争だから、個人の能力次第である。
年を取っても入力スピードでは人さまに負けないと思っているので、前回あえなく敗退したことが悔しくてならず、次回こそはと意気込んでいた。
競争相手は65歳以上の住民で約1万人だが、すでに予約できた人、ネットを利用できない人、ワクチン接種に否定的な人などを除くと、今回の競争相手は7~8千人程度だろう。これに対して受付枠は1,440人だから、競争倍率は約5倍。
作業途中でまごつかないように、事前に入力に必要な事項を読み直した。そして9時キッカリに予約サイトに入れるように、時計の秒針のズレも確認した。老妻(自分のパソコンを所有)と接種会場に同行できるように、チョイスの接種日と時間を打ち合わせて、準備万端整えた。
前回のネット予約では9時5分にアウトになったが、今回は募集人数が大幅に増えたこともあり、枠が埋まるのは9時8分ごろと予想した。
開始の9時キッカリに予約サイトに入り、二人が入力作業を終えたのが9時7分(前回より長くかかったのは、2回目の予約があるため)。首尾よく二人とも同じ時間で予約できた。作戦通りの大成功であり、ゲームに勝った満足感も味わうことができた。
9時15分ごろに町内放送で予約は完了したと伝えたから、ネット上では9時10分ごろに終わっていたと思われる。ほぼ予想通りだ。
その二日前に電話予約の募集があった。爺も9時から午後4時ごろまで、100回ぐらいは電話機の「再ダイヤル」ボタンを押し続けて、一日をムダにした。こうなったのは、町当局が性懲りもなく「65歳以上」を募集の対象にしたからである。
住民たちは、みな異口同音に「年齢別に分ければいいのに、同じことをまた繰り返した。バカとした言い様がない」と町当局を非難していた。町長も十分わかっていたはずなのに・・・。次の町長選挙で、彼は再選されるだろうか(笑)。