最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

食べられない

2009-02-07 23:06:27 | 医療と健康
ふじさん、ビールママさん、かちゃまたさんコメントありがとう!

食べたい気持があっても、何も食べられない。
消化器癌って、まわりもすごく苦しいものだと初めてわかりました。
母は手伝ってあげれば、立ち上がりシルバーカーにつかまって何とか歩けます。
でも、どんなに努力しても、スープに5~6スジのソーメンを
やっと吐かずに収めることがなんとかできる、そんな感じです。
弱っていくのは当たり前です。
本人も点滴でもしてもらわないと食べる元気が出ないといいます。

でも、日本消化器病学会のホームページの
「癌末期の人が求めるもの」(トップ>一般のみなさまへ>緩和ケア)
を読むと、
私(平野博医師:松阪市民病院 緩和ケア病棟担当)がこれまで30年近く病院勤務をしてきて、
ふと、思いついた言葉を紹介します。
『点滴で栄養を入れると身体が痩せにくい。苦しみも痩せにくい。』、
『点滴で栄養を入れないと、点滴しない時よりも身体が早く痩せる。
身体が痩せると、それにつれて苦しみも痩せる。』、
『点滴しない方が楽そうに見える。』

ある熟練の外科医は私に、こう教えてくれました。
『癌末期で食べられなくなった時に点滴するのは、
病人のリュックサックに食べ物や飲み物を一杯詰め込んで山登りをさせるようなものです。』

と書いてあります。

本当にそうなのでしょうか?
コメント (2)
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