最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

2010-08-19 11:45:51 | 医療と健康
Myブログの5年前の記事「外来診察と赦せない話
で書いた患者Mさんが亡くなったそうだ。

乳ガンがその5年前にできて手術。
この記事の時は再発して肩の骨、脳に転移、放射線、手術治療をしていた。
でも、少しよくなってはまた拡がってしまって、
ついに全身に拡がってしまい、昨日亡くなったそうです。
つごう10年の闘病。本当に頑張ったみたいだけど、まだ51歳。
この記事でお会いしたときも、脳に転移、手術したため、
失認(人の顔が見分けられない←この時初めて知りました)の後遺症が残ったと話してくれましたが、
実に明るく前向きで、さっぱりした気性の方ですぐに好感が持てました。
それから5年、治療を続けながら、海外旅行をしたり、お友達と楽しい時を過ごし、
つい先週には、ベッドから動けなくてもメール交換ができたと彼女の友人にききました。

人類は癌はまだまだ克服できませんね。
私の祖母もちょうど37年前の今頃、乳ガンから転移して亡くなりましたが、
その時、ちょうど娘がお腹にいるのがわかって、
「この子が大きくなるときには、癌も治る病気になるだろうに…」
って母と会話したのに、母も去年癌で亡くなってしまいました。

医療は確かに進歩していますが、まだまだ、まだまだ……………
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