最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

大坂なおみ選手 全米オープン優勝

2020-09-13 14:30:00 | テニス
大坂なおみ選手、見事、一昨年に続き、全米オープンテニス大会で優勝しました。
決まった瞬間、彼女はコートに仰向けに寝て、喜びを表しました。

彼女は、ハイチ系アメリカ人の父と日本人の母の間に日本で生まれ、
アメリカに移住し、多くの苦労を重ねて、プロテニスプレーヤーとなり、
一昨年、20歳で全米オープンテニス大会において、
あこがれのセリーナ・ウィリアムスを破って優勝しました。

多くのプロテニスプレーヤーが幼い頃から、アカデミーに入って練習し、
ジュニア大会で世界を回って、経験を重ねてプロになっているが、
それには、親にとって経済的に大きな負担がかかる。

早くにスポンサーがついてくれたとしても、家族のサポート無しに世界を回ることなど出来ず、
大坂選手は、普通のテニススクールに入って、主に公園のテニスコートで、
過去にテニス選手だったわけではない父親の指導を受けていたとのこと。

その彼女がグランドスラムで3度目の優勝です。
素晴らしいことです。

アメリカは今、黒人差別撤廃運動で揺れています。
アメリカに渡って、きっと多くの差別を経験して来たことでしょう。

一昨年、全米で優勝した後、
マスコミは大々的に、「日本人 大坂なおみ選手 快挙!」
と伝えました。そして記者会見で、記者が、
彼女自身のアイデンティティについて質問しました。
それに対し彼女は
「アイデンティティについて深く考えたことはないけど、私は私です」
I don't really think too much about my identity or whatever. For me, I'm just me. 

と答えています。→詳しくは(「大坂なおみ選手の記者会見で、私が本当に聞きたかったこと」)

この答えってアイデンティティという言葉を本当にうまく言い当てている気がする。

今大会で彼女は、人種差別に強く抗議するため、黒人差別で警察から暴力を受けたとされる人々の
名前の入ったマスクをかけて、抗議の姿勢を示しました。

社会の中の自分を冷静に見つめて、どういう行動をとるか、しっかり考えられることが出来る。
そんな大人に成長していくことで、テニスのプレイも質が上がって
試合に対する姿勢も大きく変わり、安定感が出てきたのでは、無いでしょうか?
応援しましょう!頑張れ!なおみ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋はそこまで来たけれど。。。 | トップ | まだもう少し大丈夫! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

テニス」カテゴリの最新記事