昨日(2017.1.29)の朝日新聞朝刊、読書欄コラム記事 「文豪の朗読」に 海音寺潮五郎の「西郷と大久保」が掲載されました。 前回は「武将列伝 勝海舟」(2016.7.3)でした。 史伝小説である「西郷と大久保」は、薩摩で幼なじみだった二人が 共に力を合わせて維新を成功させながら、維新後、意見が分かれて対立していく過程を描いていて、 明治維新を知る上の必読書だと私は思っている。 コラムの冒頭に作家佐伯一麦が書いているが、 仙台の伊達政宗の御霊屋「瑞鳳殿」に至る坂の途中に 西南戦争、薩摩兵士の墓があるということだ。 国事犯として収監されたその兵士たちが、 各地の開墾や築港工事に携わり、 宮城県の開発に大きな役割を果たしたこと、初めて知った。 自作の朗読であるが、我が祖父海音寺潮五郎の朗読は、 コラムに書かれている通り、ぶっきらぼうすぎて、 もう少し、魅力的な読み方にしたら、作品も生きるのではと思ってしまいます。 でも、佐伯氏は、 「朗読は平静さを失わず、それだけに革命家西郷と政治家大久保の性格が伝わってくる」 なんて上手に褒めてくれている(笑) 聴きたい方はこちら→『海音寺潮五郎が読む「西郷と大久保」 芝居気は皆無』 このコラムは、作家の朗読のソノシート付雑誌、「月刊朝日ソノラマ」というものを元にして書いているとか。 ほかの作家の朗読も聴きたい方はこちら→「文豪の朗読」 ←記事はクリックすれば大きくなります。 |
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