病との付き合い方

人はこの世に生を受けて死に至るまで、色々なできごと色々な人に出会う。
楽しいことばかりでなく、嫌なことも苦しいこともある。
でもその色々な変化を楽しむくらいの余裕を持って生きていけたら、
人生最後の時もきっと
「いい人生だったなぁ！」
と思えるのだろう。

年のせいか色々な病に冒されている友人も増えてきている。
高血圧、糖尿病、癌、心臓病、脳卒中等々。
それらの病気でも、症状が出て、手術その他治療で辛い時ももちろんあるが、
後遺症なども落ち着いて、生活や運動ができる時もある。
最近は、完治はできなくとも、落ち着いた状況を少しでも長くという治療も多く、
病を抱えながらの人生を生きている人は多い。
そういった時、自分のできるかぎりの能力を使って、
楽しく生きていくことは、気持の持ち方次第。

癌＝死とか、脳卒中の後遺症で自分はもう生きている甲斐がないなんて思ってしまう人もある。
乙武さんの著した「五体不満足」を読んで衝撃を受けた人は多いと思う。
彼は生まれた時から、大変なハンディキャップを持っていながら、あれだけの活躍ができている。
人はいつか死を迎える。今年はじめに亡くなった母も見事だったと思っている。
最期まで、生ききったと思えるそんな人生でありたい。

偉そうなことを言っていざとなったら、案外泣き言ばかり言うかも知れないが、
今は心からそう思っている。