昨日の鹿児島県屋久島町の口永良部島(くちのえらぶじま)での噴火に続き、今夜20
時24分頃、小笠原近海を震源とするマグニチュード8.5の巨大地震が発生し、全国的
にゆれたようです。
これからは大雨や台風の季節、日本列島はどこでも災害発生の恐れがあり、油断ができ
ません。皆さまのところにも、被害の出ないことをお祈り申し上げます。
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2015年5月24日(日)〈前半〉
宿泊した大洗(おおあらい)の民宿浜野屋で5時半頃起床し、6時から近くの散策に出
た。

海側の県道2号に平行して、クロマツの並木の中に延びる自転車と歩行者専用道があり、
それを越えて、海岸に接した海浜公園に行く。

「津波浸水実績図」があり、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震では、宿の
近くまで浸水したことが知れる。


公園の空き地に、たくさんのツバナの穂が風に揺れ、大形クルーズ船の係留された「大
洗マリーナ」の近くには、ムラサキツメクサやハマナス、ハナヒルガオなどが咲いていた。


フェリー発着所や「大洗わくわく科学館」の横を進み、大洗のシンボル、高さ55mの
マリンタワーの下を通過する。

近くには、フェリーに積み込まれるらしい大型トラックがたくさん並んでいた。

港中央公園の入口付近↑で折り返し、クロマツ林の遊歩道から宿に戻った。
朝食を終え、宿の前で記念撮影をして、8時5分に出発した。

先ほど歩いたクロマツ林の遊歩道を東へ逆行し、大洗港沿いに進む。1.5㎞ほどで遊
歩道は終わり、その先は県道2号の歩道を行く。
県道を700mほど、左に90度カーブした交差点際に、大きな鳥居が立っていた。大
洗磯前(いそさき)神社の大鳥居である。


鳥居の先から、松などの茂る広い境内を斜めに緩やかに上がり、拝殿前に着いた。
東側、県道173号側から急石段を上がったところにも鳥居があり、正面に鹿島灘(か
しまなだ)が望まれる。

大洗磯前神社の創立は古く、六国史のひとつ「文徳天皇実録」斉衡3年(856)の条
に、この神社のことが記されているとか。

現在の本殿↑、拝殿、神門などは、享保15年(1730)の建造で、本殿と拝殿は茨
城県文化財に指定されていて、古くから家内安全、海上交通の守り神として信仰を集めて
いるという。

拝殿には極彩色の木彫が施され、本殿の屋根は葺(ふ)き替えて間もないかやぶき。

背後にはうっそうとした広葉樹の森が広がる。

境内には、こんな大きな立て札もあった。

正面の階段を県道に下ると、その先の大岩にも鳥居が望まれる。

鹿島灘に沿った県道173号をさらに北へ。黒松林の続く斜面に、「磯節発祥の碑」が
立っていた。

砂浜にはハマヒルガオや黄色い花、ツバナなどが咲き競い、砂浜の先にはたくさんの岩
礁が続いている。

岩礁が消えて海水浴場沿いは大洗公園となり、波間にはたくさんのサーファーが波乗り
を楽しんでいた。

大洗公園が終わり、県道が左カーブする突き当たりは、「アクアワールド・大洗」。

580種、68,000の海の生物が展示され、サメの種類は日本一という。

アクアワールド入口の植栽にタニウツギが咲き、県道は左カーブする。その先で左から
の車道と合し、那珂川(なかがわ)の河口に架かる海門橋を渡る。


橋の上流で、昨日湖畔を歩いた涸沼(ひぬま)からの涸沼川が、右からの那珂川本流に
合流していた。

涸沼川 那珂川本流
橋に近い上流右岸には「かんぽの宿大洗」の大きな建物が、左岸下流には那珂湊(なか
みなと)漁港↓を見ながら橋を渡り終え、那珂湊の町中に入る。

今日の歩きのメインコースへの乗り継ぎ口、ひたちなか海浜鉄道の那珂湊駅に10時8
分に着いた。


10時27分発下り1両のワンマンディーゼルカーに乗り、終点の阿字ヶ浦駅に向かう。

(続く)
〈ここまでの記録〉(天気 曇、距離 7㎞、地図(1/2.5万) 磯浜、ひたちなか、
歩行地 大洗町、ひたちなか市、歩数 12,000)


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