Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

2本目のナイフ完成!(No.3:最終編)

2010年04月11日 17時55分58秒 | Weblog

●7日目(2010年2月3日:水曜日)  早くも2月~さて、今夜はいよいよヒルトと刃を取り付ける

これにはボンドのA・Bジェルを使い、混ぜ合わせて、素早くくっ付ける
    
先ずは、ヒルトと刃をくっつける。微調整にコンコン叩いてヒルトの溝とナイフを密着させた。この作業は、もう一人の先生Tさんが行った。

 
30分もすると完全に固まり、次はナイフの取っ手と鹿の角の溝、ピン止めする2つの穴にボンドを塗って、素早く合わせピンを差し込み金づちで打ち込んだ。また30分待つと、完全に一体化した

ナイフの取っ手と鹿の角の溝には少しばかりの隙間があったので、パテを塗って埋めた

 

今度はベルトサンダーで飛び出たピン・ヒルトの角を滑らかにしていった。グリップから飛び出たナイフの金属を削る時には火花が散る

また、鹿の角が削れる時には、タンパク質の焦げる異様な匂いが立ち込めた

   

 
最後にヒルトの周りを精密ヤスリで、刃側に向かって薄くなるよう緩やかな傾斜で削る~グリップ側が厚くなるようにするとカーブが綺麗になった。

その後はまたサンドペーパーで仕上げまで磨きこんだ。これで、刃とグリップの固定が完成した


●8日目(2010年2月22日:月曜日) 

この日は包丁の会の日ではないが、年度末のいろいろで参加できないと分かっていたので、次のステップの皮サック(鞘)のデザインをしておいた

ついでに、菓子箱を使って実際に鞘を作ってみた。
これらを、担当のT先生に渡してもらうように生徒仲間に託した。
 

●9日目(2010年3月10日:水曜日)

 やっと出席が叶った~いよいよ今夜で完成の予定だ

 行けない間は、ひたすらサンドペーパーでの仕上げの研ぎを行っていた

そして頼んでおいた皮サック(鞘)のデザインは、形になっていた。

斜めのベルトでナイフを固定するという部分が、鞘の内側に縫い糸が出てしまい、そのうちに刃先で切ってしまうという事で、少し計画変更がされていた。
でも、満足の出来栄えだった

 これで2009年11月4日~2010年3月10日まで5ヶ月もかかってしまった2本目のナイフが、やっと完成した

       

さ~て、次はどんなのを作ろうかな
ってか、実はもう決めている

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2本目のナイフ完成!(No.2)

2010年04月11日 13時56分40秒 | Weblog

●4日目(2009年12月2日:水曜日)

1週間の間に、先生の一人であるNさんに鹿の角を預けておいた真鍮の“尻”やヒルト(鍔:スバ)が出来てきた。
 
今日は、そのグリップの真鍮部分の加工

 
ベルトサンダーで丸みをつけて削っていく。仕上げはサンドペーパーでピカピカになるまで段々と小さな粒子を小さくしていく。(番号は1000→2000番と増す) 


●5日目(2009年12月16日:水曜日)

1週間、間が空いた。この間、名人は“焼き入れ作業”をしていてくれた。
本業の仕事のサイクルに合わせて、我われ生徒たちの焼き入れも一緒にやってもらう~という進め方を取られていた。 

焼き入れ作業は、ある程度まとまった量があって、一気に集中して行うので、月に数回しかやらないとの事。

今日はその焼き入れが済んだものを、研ぐ段階

~ここでもまた先ず名人が金床の上で、“歪み取り”をやってくれた。一度はやっているが、焼き入れの段階でまた歪みが出てくるという。素人目では分からないので、ここはプロにやってもらった。

  
いよいよ研ぎの開始~作業場は寒風が吹きこみ、水は冷たい水道水~

合刃なので両サイド同じように研いで、断面は綺麗な流線型の切っ先になるように刃を付けていかねばならないが、これが難しい

抵抗が大きいので、指先に力が入る~抵抗に負けると砥石の回転で向こう側に持っていかれる。力を入れすぎると角度が急になり均等に薄くならない。

 砥石の幅は10cmで、これより大きい刃渡りのものを研ぐとなると、段差なく均等の面を作りながら綺麗に研ぐのは難しい
  
結果、失敗した(泣)
片面ずつ研いだら、ひっくり返して裏面を同じように研いでいくが、断面がどうしても“シンメトリー(対称性)”にならない。何度も繰り返しているうちに、鎬(しのぎ)の黒い部分が細くなりすぎて後戻りできず、とうとう全部鎬が無くなってしまった

これを見て師匠曰く『アレ~っ、鎬のなくなっとる!えら~い、いつまっでん研ぎよるて思った。しもたな~途中見ぎゃ行かやんだったなあ~。まあ、このナイフのデザインなら、鎬の無い洋風ナイフってとこで、コレも有りか~』ってなフォローで、鎬までピカピカに磨くことにした。

 
   

時は年末、忘年会や仕事の忙しさも、師走だから師匠との日程も折り合わず、残りの水曜日はダメ。
この夜が今年最後の教室となった。早々と暮れの挨拶をして、今年は終了した。
『今年は、出来の悪い生徒たちばかりで、大変お世話になりました。良いお年を~』

でも、生徒各自は自宅でサンドペーパー等で研ぎを進めておかなければならない。夜な夜な晩酌を終えての時間で、テーブルの上は研ぎ場と化して汚れ、ナイフは光出していった。

 
   

●6日目(2010年1月27日:水曜日)

2010年が明けた~忘年会・新年会で欠席もして、包丁会を1ヶ月も空けてしまった

さ~て、事はじめは、ヒルト(スバ)の加工。
 

荒削りの真鍮の塊を、テーブルに広げたサンドペーパーの平面でひたすら磨く荒削りのグラインダーのキズが無くなるまで磨く~特に、刃側は刃を付けると磨けなくなるので、今のうちに仕上げのつもりで磨く。仕上げはパフのブラシでピカピカに
 
 
もう取り付けるだけにした。角だけは実際に刃を固定してからから丸めるとの事

真鍮は綺麗に磨くと本当に『黄金』と見まがうばかりに輝きだす
その代わり曇るのも早い


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2本目のナイフ完成!(No.1)

2010年04月11日 12時55分57秒 | Weblog

2009年11月4日~2010年3月10日の5ヶ月もかかってしまった2本目のナイフが、やっと完成した

撮りためた写真のプロパティ―情報を頼りに順序を整理して、やっとブログへのアップにこぎつけた。(既に記憶が曖昧)

●1日目(2009年11月4日:水曜日)
2本目のナイフは、猟師から貰った鹿の角をグリップに使う事で決めていた

 
先ずは、グリップがうまく取れる所でのカット作業~万力で固定して金切り鋸で切っていく。角は毎年生え換わり、山中を歩くと落ちているという。そして又が3つあるので、3年生の鹿と分かる。3年生は若いのでやや小さいグリップとなり、ナイフの大きさはおのずと決まって、デザインをした
 
師匠はそれを見て、適当な鋼材を準備してくれた。久しぶりの焼きとハンマー~でも、体は要領を覚えているもので、なんとなく形にはなっていく。
1日目は、鋼材を伸ばした所で終了。
 
   

●2日目(2009年11月11日:水曜日)
前回伸ばした鋼材を、刃渡り14cmに~グリップへの挟み込みを取って、全長19.5cmの所で切断。
 
型紙のデザインに合わせて、石墨で刃の形を書きこんだ。
 
この線に合わせて、カッターでハサミ切るが、直線的に切れるので、次にこれを、グラインダーで刃先の形に削り落していく。
  
まだ酸化鉄の被膜のついた黒い鉄の棒だが、鹿の角のグリップに重ねてみると、なんとなく完成のイメージが想像できる。

●3日目(2009年11月25日:水曜日)
今日は荒研ぎ段階に入るはず~先ず名人が金床の上で、“歪み取り”をやってくれた。素人目では指摘されないと気付かないほどの歪みだけど、流石にプロの目はそれを見つけて矯正していく。
 

そして、水砥石(水道の水が遮水される砥石で、とても冷たい)で、刃の部分が平面になるように研いでいく。そしてまたもや鹿の角のグリップに重ねてみると、また一歩らしくなっていく。

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