2011年2月5~6日のこと
フォーレストアート九州での、第2回のカービング教室の事は、先日報告しました。
その時に作った、僕の作品を紹介します
何を作るか何も考えずに参加したのだが、井出師匠がフクロウのレプリカを持って来たので、定番のフクロウを作ることにした
このモデルは、カラフトフクロウなのか眉羽根が凛々しいhttp://tipdeck.com/ja/how-to-draw-an-owl/
でも、チェーンソーは持たないので、川口さんから借りての製作
先ずは材木を探して、カット開始~
お手本のフクロウの特徴は、角みたいな『眉羽根』~皮を剥いで、マジックで下書き~師匠レベルは下書き無しだが、初心者は見栄を張らない
だって、削り過ぎたらそれで、また小さくなるデザイン変更になるから、慎重に~ホントは『エイ・ヤー』でやるしかない(笑)
だんだん、形になって来た。丸太という円柱に、全て納めなければならないので、尾羽は気の弱い犬の尻尾みたいに真っすぐ下げざるを得ない。
羽根の模様が難関~実は、他の参加者は皆マイ・チェーンソー
持参、それも、2~3種類も
バーヘッドの先端の径が500円玉~10円玉とかの細部細工用のチェーンソーをお持ちだけど、僕は全て借り物~みんな自分の作品に一生懸命だし~その途中に入り込んで『貸して下さい』は言えない。元同僚・上司のNさんが、そんな僕に声をかけてくれてた
その時間で、背中の羽根を刻んだ
なかなか綺麗な模様にはならない
さて、丸太細工の宿命~『背割り』作業~もったいない気もするが、背割をしないと、アチコチ不定箇所から縦割れのひび割れが入り、最悪分解する~その防止のため、チェーンソーアートで丸太を使う時には、予め目立たない背中を背割するのが常識となっている。
実は、背割をしたここまでがフォーレストアートでの作業~
ここからは、自宅(住宅)でのボチボチ作業風景~細部の削りが出来るチェーンソーが無いので、ナイフやノミ・彫刻等での作業です
2011年2月20日(日曜日)~
チェーンソーでは出来なかった、爪の間や細部を彫って行く~
くちばしは、最も気を遣うところ~鍛冶屋での手づくりナイフで綺麗に削り出す~http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/471f65c1f847ac6453a74b141a3d5eb6
胸の羽根は、これも鍛冶屋での手づくりU字型ノミで削った~爪もリアルさを出す部分
目は、どんな形にしようかとだいぶ考えた~可愛い目or鋭い目~結局、『眉羽根も立てて、可愛い目は無いな~』と鋭い目にした。
やや、吊りあがった、眼球ギョロリとして、ネズミとか探す目~の、つもり~
細い彫刻刀で平面から眼球を凸型に彫り出したら、U字型の小さな彫刻刀で眼球を出した。
この目で睨まれたら、ネズミも硬直するか~?
眉羽根は、ちょっと失敗に気づいた。もうちょっと前に付けるべきだった
2011年3月5日(土曜日)~
晴天日だった。朝から隣の空き部屋の庭にマットを敷いて作業開始~定番のwelcomeと彫った。
左は、背中の羽根の模様~チェーンソーでへたくそにざっと削ったのを、U字型彫刻刀で、気持ち模様を入れて行く。
左は、3月5日、右は2月20日の刃の入り方。乾燥が進むと木目が詰まったところは堅くなり、刃が入りにくくなる~
左は、眉羽根、これも鍛冶屋での手づくり切り出しナイフで鋭く削り出した。右は、爪の細部。http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/28fba33dd82242f8daf712210eb4297e
2011年3月12日(土曜日)~
春みたいなポカポカの晴天日だった。今日は、塗装をするぞと
、いつもの6時にそそくさと起き出した。
先ずはひっくり返して、足の裏から~
welcomeは、同時進行の椅子の塗装につかった茶色のペイントで書いた。塗装に使う刷毛は、基本は『うすめ液』で毎回洗うべきだが、すぐに椅子の2回目塗装が待っているので、この様に外気に触れないようビニル袋やラップで密閉すればOK。
晴天だったので、草むらに足の裏を日に向けて放置~午後までには乾いてくれ~
3月12日午後~
晴天日だったこともあり、フクロウの足の裏も乾いていた。さて、木目が残る透明ニスで全身ペイント開始。
丸刷毛で、細部も残さず塗装。
目も爪の窪みも、シッカリ塗った。
胸羽根や背の羽根も木目が活かされて、綺麗
完成した全身図~赤芯の杉の丸太が、ちょうど良くフクロウの模様になって綺麗だ~
う~ん、男の背中が、何か物語っている~。
という訳で、チェーンソーアート半分、彫刻刀半分使った、フクロウの完成~。
最後に、投票ボタン(熊本情報)を、『ポチッ!』とお願いします。
~お願いイイネなら、『熊本情報』をクリックして、投票して下さい。
ランキングに参加中です。