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定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

五木村福寿草トレッキングon仰烏帽子山

2012年02月26日 23時12分49秒 | Weblog

2012年2月25日(土)

 まず、この山をなんと読むかだろうと思います。仰烏帽子山(ノケエボウシヤマ)が正確な読み方で、地元の方も普通は『ノケボシヤマ』と呼んでいます。
 ここには、福寿草の群生地があり、この時期はそれを見ようと県内外から多くの観光客が登山に訪れます。
 今回は、五木村観光協会企画の『五木村福寿草トレッキング』に参加しましたので、報告します。
集合は、この茅葺古民家、午後2時http://fromitsuki.exblog.jp/17563829/



14:07 今、人吉球磨地方はひな祭りの時期で、ここ五木村の茅葺古民家でも飾られていた。



14:30 参加者は、なんでか雛人形づくり
平均年齢60歳を超える参加者が、いきなりの折り紙~



14:35 
で、作ったのは『つまようじ入れ

これに、頭を付けたら、お内裏様とお雛様になるとの事
確かにこれに爪楊枝をさして、そっと料理に添えておけば、オシャレだ



16:30 外の天気は雨になっていた
男どもは、テントを張って~火をおこし、早くも宴会準備
余談だが、子ども達のPTAのキャンプでの動きの観察で、その子の性格を見抜けると同じで~、いくつになっても動きで観察できる
明日の参考にはなる
この時女性陣は調理室で、ダッチオーブンの中身の準備




17:00 さて、簡単なバーベキューでちょいと焼酎を一杯~2、3杯引っ掛けた後は、準備が出来たダッチオーブンを炭火の上にかけた
約60分の間に、五木温泉に入りに行った




18:15 温泉に湯だっている間、囲炉裏の中で”仕上げの釜蒸し
囲炉裏は本当にイイネ




18:25 ダッチオーブンの重たい蓋を取ると~フワーッと湯気に巻き上げられる食材の匂い 誰もが『ワーッ、うまそう



18:30 
配膳が終わると、観光協会の島巻さんの音頭で、『かんぱ~い
参加者11名の自己紹介もして、県内外の面々はあっという間に和んだ~
やはり食事とアルコールの力はすごい




チーズや、バターをのせておいしくいただいた



豚汁も準備されていた~参加者はシシ鍋を期待していたが、5000円/kgの肉は、12000円の参加費では無理だろう



明日の登山も控えて、みんな10時までには各宿泊所(民宿:いちょう&ふるさと五木)に別れて就寝

2012年2月26日(日)

8:57 
元井谷登山口まで、手配の車に乗り合わせて行った
駐車場や道路脇には自家用車があふれていて、今日の登山人の多さが分かった。

インストラクターの寺崎さんの指導で、準備体操
9時出発~休憩込みで約3時間での頂上到着予想。



9:15 二股の沢沿いをひたすら登って行った~16人のパーティー集団は、急がずあせらず、参加者の体調を観察しながら、休憩を適当に入れながら進んだ



9:35 途中、何箇所かで、小さな株の福寿草を見つけた。



10:03 夫婦杉(メオトスギ)に着いた。人は2本や2個並ぶとどうして、”夫婦○○”というのだろうと感想をもらし、ひねくれた単身赴任者は、上り続けた~




10:10 
午前中とあって、まだ開いていない。日光が当たれば開きだす福寿草




10:30  二つの谷が交わる”二股”~”夫婦股”とは言わないんだ
~を過ぎると、沢が切れて急な傾斜を蛇行しながら登る~





10:37 朽ち果てた倒木に面白いキノコを発見~こんなの観察するのが好きだ



10:39  仏石(ホトケイワ)分岐は尾根の木立に広さがあり、休憩ポイント
他のパーティー集団とも交わるところ



11:06 
さらに頂上を目指す~石灰岩の露出が目立ち始め、いたるところコケムシの石灰岩の林



11:08 一番不思議でしょうがないのが、この湯気の噴気孔~標高1200mくらいの石灰岩の洞穴から周期的に暖かい湯気が噴出している



大きさはこのくらいで、決して大きくはないがなんとなくご利益がありそうと、女性たちは顔を近づける~勝手な命名『美人の湯気穴』
もう一人のインストラクターの木野君によると、『帰り道にもっと大きな間欠の穴があります』との事、楽しみ、楽しみ




11:21 展望台入り口から頂上目指すと、急に気温が下がり、杉ヒノキや雑木に樹氷が見られ始めた



参加者は口々に『わーわー、キレイ



長いもので、5~6cmの樹氷~これが頂上までの尾根の立ち木を覆っていた



地表は積雪かと思ったが、これは霜柱~ただ、土を持ち上げるではなく、氷の結晶だけが伸びていて、キレイな氷だけの結晶だった



11:45 あともう少しで頂上~ずっと樹氷のトンネルを進んだ




11:47 計画どうり~全員無事に計画どうりに頂上に到着した
頂上は、いくつものパーティーでごった返していた



北西方向には、八代海が望めた~中央の地表に雲みたいに沸き立つものを拡大すると~



八代市に建つ、十条製紙の工場の煙突の湯気だった



日が昇る東の方角~みんなで石拾いをした”瀬目農地”が、小さなハゲ山みたいに見える
http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/bf729cb7a692ba0a570cd48f5adf4632



12:00 さて、お楽しみの弁当開き~山小屋の田中さんが作ってくれたオニギリ2個入りの弁当をみんないっせいにほおばった
http://www.geocities.jp/itsuki_mura/yamagoya/meal.html
持ってきたラジオを聴くと、NBC長崎放送の方が良く入った



お昼時、頂上は超過密~今日一日で約300人くらいの登山客が来ているらしい
みんなで記念撮影して、早々に下山~また、樹氷のトンネルを戻る

この樹氷の付き方には法則がある。

この日の樹氷は、北西側に伸びていた。今朝方の風向が北西だったために、”吹きつけ”の要領で空気中の水分や霧が積層して風上へと積み重なり伸びていく~
それも一定時間同じ方向へ吹くときが長く伸びる理屈みたいだ~その自然の偶然性にますます感激




13:05 下山途中、大きな石灰岩を抱き込むブナ~悠久の時の流れが至る所に見られた
写真は首が消えた心霊写真ではない~樹齢2~300年と思われる歴史を体感しているところ・・・だそうだ



13:23 帰りは、展望台側にルートを変えて、仏石(ホトケイワ)へ
急激な岩壁をチェーンを伝って降りる。



13:25 降りるとそこには、福寿草の群生が~
お昼時間帯とあって、咲き始めていた。



思い出そう『警告
採取してもって帰ったって、育つことない~ここだから育つ
のだ

石灰岩柱の仏石を見上げる~



13:34 さっきの仏石の頂上に上っている人が見える



14:00 しばらく進むと、どこもかしこも福寿草の群生地~足の踏み場もないくらい、という表現がふさわしく、注意しないと踏みつけてしまうくらい



ちなみに花言葉は、「幸福」「幸せを招く」「永久の幸福」「回想」「思い出」「悲しき思い出」~なるほど、幸せだけカムカム



余談だが、インストラクターの寺崎さんが言うに『冬、山野に緑が無い時には黄色い花が昆虫に目立つから、冬は黄色い花が多い。春、緑が増えだすと白が目立つから花も白くなる』そうだ
それを聞いていた一同『なるほど~そういう事か、花も賢い』と感心しきり。
しかし、多くの訪花性昆虫は紫外線の目で見ている。果たして、黄色が黄色とか、白が白に映っているのか分からないし~そう思ったが、KYでないから(空気が読める僕は)黙っていた




14:23 撮影も満足して、歩き出した。
木野君の言っていた『もっと大きな間欠の穴』があった。やはりここも熱気が感じられ、穴は奥まで続いていた。穴の大きさの比較のために、観光協会の島巻さんに近づいてもらった。
探検したいが、隊列は乱せない~



14:39 途中のヒメシャラの林もキレイだ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A9




15:07 ついに第2登山口に到着



みんな車に乗る前に、靴に付いた土をいっせいにこそぎ落とす~親切にもここには竹で作ったヘラを設置してある。五木村の人の思いやりだろうな



15:15 寺崎さんの掛け声で、クールダウンの整理体操
溜まった乳酸を散らす効果あり
万歩計で18500歩だから、9kmちょっと歩いたかな




今回の登山は、樹氷や福寿草も両方見ることが出来て、非常にラッキーだったそうだ~みんなケガもなく良かった、よかった

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