Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

宮園のお宿のロッキングチェア復活!

2018年05月27日 23時56分35秒 | Weblog

2018年5月13日~

この日、5月13日、日曜日は、五木村の新緑祭りに出かけました。
午後3時頃に雨が降りだしたので、その足で、宮園集落の岩本氏宅に伺い、久しぶりに雑談をしました。
岩本氏は、『宮園のお宿』の管理人でもあります。

『昨夜は、祭りの前泊客で、家族の泊りがありました。4~5歳くらいの子どもが居て、賑やかに走り回っていましたが、あのロッキングチェアを壊してしまって、困ったもんです!もう、あの椅子はダメでしょう!』
宮園のお宿に行ってみると、壊れた姿で納屋に押し込まれていました。

観察すると、なんとか修理できそうです。
『預かって帰り、修理してみます。今度来る時に、お持ちします!』と言って持ち帰った。

早速、その日帰宅した夕方、作業開始。
右側の肘掛けが外れ、椅子全体がフニャフニャしています。




頭を受ける笠木(カサギ)への突っ込みが、ポッキリと折れている!
さて、どうする?両方穴を開けて、ダボ(木軸)を突っ込むか~ここは力のかかる所だしなあ?
それに木は弱いし~金属が強くてイイけど!




金属棒を探していると、インパクトドライバー用の1mmドリルが折れた軸がありました。
『コレ!使える!』
ノギスで測ると、六角の対辺径で7mm。




直径7mmのドリルであける。
中心に入るよう、狙って!




笠木側もひっくり返して、折れた軸に穿孔!



1mmの折れたドリルは残したまま、それもクギみたいに支持棒に活用。
穴は7mmだが、六角の角径は8mmあるので、キツイ!
木工ボンドを潤滑・接着剤にして、キツ
ク噛まされるので、ちょうどいい!



肘掛けの支持棒は、座面板に挿入してあるが、座面板は1枚板でなく、9枚の板の寄せで作られているモノ。
しかも、9枚の板同士は、なんの接続もなく、バラバラ?
だから、板が開いてガムテープ止めしてあるのか?
なぜ、連結されていないのに、一枚の座面板になるのか分からない?

その1番外側を2枚目に接着したいが、このクサビが膨らんで、板が密着しない。
クサビを外して、膨らんだ軸を元の直径に戻すことにしました。




さて、座面板は肘(ヒジ)で広げる力がかかる所なので、接着剤では無理と判断し、長いコーススレッド(木ねじ)で3カ所を固定することとしました。
しかし、取り付け材となる座面板の幅の広い所では、長いコーススレッドも、相手材となる2枚目に届かない。
9mmのドリルで、穴をあけネジの半分は2枚目の板に入るよう深さを変えて穿孔しました。



使うコーススレッドは、長さ75mmが適当と選択しました。



9mmの穴に、ねじ込むと、頭は見えなくなります。
取り付け材と相手材が密着すると、木工ボンドが絞り出され溢れてきます。




密着したところで、クサビを戻しました。



これで、肘掛けは、ガッチリと取り付けられました。
まだ、課題がありますが、買い物が必要なので、今日はこっでしみゃにしました。




2018年5月16日夜~

課題は、座面の9枚の板をどのように連結させるかでした。

接着剤では弱すぎます。
板を貼る方法も考えましたが、『穴あき、曲げ板』が一番安く軽量に、取り付けも簡単に出来ると判断しました。
長さ50cmの一番長いものを購入し、9枚の座面板を連結できました。
それにしても、座面の9枚の板は、支持棒と笠木の連結で、一枚板になっていたようです。
それも、各部分がしっかり連結状態で、一枚板になれるようです。




座面板が、1枚板となり安定したので、座って揺らしてみました。
ところが、揺らしてみるとある位置で、『カクン・カクン』します。
良く観察してみると、Rの付いた弧台(コダイ)と前脚の接合部分(写真:鉛筆の先)が、最大8mmくらいもピストン運動しています。
これじゃ、『カクン・カクン』です。




ここも、大変 力のかかる所なので、コーススレッドでネジ止めすることにしました。



やり方は同じ方法です。



穴の奥に、ネジ山が隠れて見えません。



さて、9mmの穿孔した穴を埋めなければなりません。
手持ちの丸い木の棒(10mm)をナイフで削いで、9mmの穴に突っ込み目隠しにしました。




ノコで切り落とします。



まだ出ている部分は、カンナで綺麗に仕上げます。





一番見苦しいと感じたのは、この部分!
座面の9枚の板はバラバラになりかけていたので、誰かが(岩本さん?)電気コードを固定する コの字型の釘(ステップル)を打ち込んで、2枚の板をつなげてある部分がありました。
これが見苦しい!これを抜き去ることにしました!
さて、どうやって繋ぐ?抜いた後の釘穴も見苦しい!




この2つを叶えるつなぎ方!
千切り(バタフライ・ジョイント)
でやることにした。

9mm厚の余り板に、バタフライ:蝶々の形を切り出しました。




彫刻は、お手のモン!
座板の横に同じ形を、ピッタリ彫刻?しました。


少しキツメにするため、金槌で叩いて少し潰し『殺し』をして、打ち込めば~



木工ボンドの水分を吸って殺しは膨らみ、完全密着することが出来ます!



2018年5月26日

完成はしていたのですが、長年の日光や擦れで、あちこちシラケでいたので、もっと綺麗にしたいと思っていました。
この日、午前中拭き掃除をして、午後になると、天気が良くなってきたので、塗装仕上げをすることにしました。



立体的な物には、方向で6面ありますが、塗装はある程度乾かないと、塗りにくい面を上にすることが出来ないのが難点です。もう一つの作業【鏡の修復】をしながら、乾いては塗りを繰り返しました。



日射が強いこともあり、油性ペイントの乾きもよく、ひっくり返しながら、夕方には全面塗装を終えました。
良い色になりました。



これでまた、『宮園のお宿』の縁側に、ロッキングチェアーが揺れる風景が戻ります。
座る人にのんびりとした時間を提供することが出来ます。
管理人の岩本さんも、きっと喜んでくれるでしょう。


ちなみに『宮園のお宿』のホームページです。

http://www.geocities.jp/itsuki_mura/oyado/index.html

宮園のお宿づくり発表資料

https://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/0f2c330f8dcb9c60a334604a677e3567

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